火災保険で落雪による被害は補償されるのか
落雪による被害火災保険を活用することが可能です。
具体的には火災保険の中で「雪害」や「雪災」として定義されている場合、落雪による建物の破損が補償の対象となります。
しかし、具体的な補償範囲は保険会社や契約内容によって異なるため、契約内容を確認することが重要です。
保険は申請主義のため申請は保険加入者が申請する必要があります。
落雪の具体的な被害箇所を学んぶ事によって適切な申請が可能です!
よくある落雪での被害事例
落雪による被害にはさまざまなものがあります。具田的な被害箇所を知ることで
雪害被害があった際には被害が起きやすい箇所をしっかり確認をすることで保険を無駄なく活用できます!
①落雪での軒樋の破損・変形被害
落雪による軒樋の破損や変形は非常に一般的な被害です。積もった雪が溶けて重みを増し、軒樋を圧迫します。
この結果、軒樋が曲がったり亀裂が入ったりすることがあります。また、氷の塊が軒樋にくっつき、さらに重くなることで破損が進行することがあります。
具体的な対策としては、定期的に軒樋を点検し、異常がないか確認することが重要です。また、軒樋を強化するための補強材を設置することで、落雪による負荷を軽減することができます。
また目視では曲がりが確認できない場合でも軒樋の勾配(傾斜)に不備があることがあり、雨がうまく流れずにオーバーフローの要因になってしまうことがあります。
火災保険を適用する場合、軒樋の経年劣化が原因での破損は補償の対象外になることがありますので、申請時には破損の原因を明確に記載することが重要です。
さらに、落雪の予防策としては、屋根の雪下ろしを行うことが重要です。これにより、軒樋にかかる負荷を減らし、破損のリスクを最低限に抑えることができます。もし軒樋に異常が発生した際は、早急に修理を行うことで、さらなる被害を防ぐことができます。
②落雪での屋根の破損
落雪による屋根の破損は雪国では非常に一般的な問題です。積雪の重みや落雪が屋根に衝撃を与えることで、瓦や塗装が剥がれてしまったり、屋根全体が凹んでしまうことがあります。
具体的な事例としては、積もった雪が急激に溶けることで屋根の部分が水分を含み、重くなります。この重みが一定の限度を超えると、屋根材が圧力に耐えられず破損します。
また、落雪の衝撃によって瓦がずれたり割れたりすることも多く見られます。
雪が積もる前に屋根材の強度を確認し、落雪による衝撃に耐えられるかをチェックすることが大切です。
火災保険を申請する際には、屋根の破損が落雪によるものであることを証明する写真や報告書が必要になることが多いです。経年劣化と判断されないために、被害の原因をしっかり記載しましょう!
また、落雪を防ぐために雪止めを設置することも考慮すると良いでしょう。雪止めは屋根からの雪の滑り落ちを防ぐ役割を果たし、屋根の破損を防止する効果があります。適切な予防策を講じることで、大きな被害を未然に防ぐことができます。
【関連記事】
③落雪によるカーポートの破損

雪でパネルが抜けてしまったカーポート
落雪によるカーポートの破損も雪国では珍しくない問題です。落雪の衝撃によってカーポートの屋根や支柱が破壊されることがあり、車やその他の設備にも二次的な被害を与えることがあります。特に、薄い材質のカーポートや古いカーポートでは、そのリスクが高まります。
例えば、積雪が急激に溶けたり、大量の雪がカーポートに落ちてしまった場合、屋根が壊れてしまうことがあります。屋根の破損や支柱の変形、さらにはカーポート全体の崩壊などが考えられます。
火災保険は敷地内の被害に対し適用が可能なためカーポートに対しても申請が可能です!
建物診断と火災保険の活用を推進しております。
自然災害での被害を自覚されている方、過去3年以内に被害の工事を行った方はご相談ください。
火災保険金が受け取れる可能性があります。
建物を診断後、火災保険が認められない場合、お客様から費用をいただいておりません。
※一部地域は対象外の場合もございます。詳しくはお問い合わせください。
【2021年では200件以上の建物調査を行い 93%以上の確率で平均120万円の火災保険金・地震保険金】が受給できました。
※被害自覚なくても無料点検オススメします
2022年でも3月16日に地震があり2週間で【地震保険金】が着金されているスピードを是非あなたにも!!
落雪以外での雪でよくある被害
雪の影響による落石以外の被害も、雪国では多く見られます。その一例として、窓やドアの破損が挙げられます。雪が強風によって建物にぶつかることで、窓ガラスが割れたり、ドアの枠が歪んだりすることがあります。また、雪が溶けて水漏れが発生し、建物内部にまで被害が及ぶこともあります。
さらに、雪の重みで庭の木が折れたり、フェンスが倒れたりすることも被害としてはよく見られます。
特に、大雪の際に急激に積もった雪が原因で発生する被害が多いです。
【関連記事】
大雪の被害で火災保険金を請求する方法 | 雪災と認定される条件とは?
補償の対象にならないケースとその理由
火災保険がすべての損害をカバーするわけではなく、補償の対象外となるケースがいくつか存在します。
以下にそれらの理由を詳しく説明します。
経年劣化による被害
経年劣化とは、建物や設備が時間の経過とともに自然に劣化する現象を指します。このような経年劣化による被害は、火災保険の補償対象外となることが一般的です。
たとえば、長年の使用で屋根の一部が腐食し、雪の重みで破損した場合、その修理費用は保険から支払われません。なぜなら、経年劣化は予見可能なものであり、通常のメンテナンスで防げると考えられているためです。
火災保険は予期せぬ事故や災害による損害を補償することを目的としているため、経年劣化はその範囲外になります。したがって、経年劣化を遅らせるためには、定期的な点検とメンテナンスが重要です。これにより、将来的な大きな修理費用を防ぐことができます。
被害発生後3年以上経過した場合
火災保険では、被害が発生してから一定期間(通常は3年)以内に申請を行う必要があります。この期間を過ぎた場合、保険金の支払いを受けることができなくなります。このルールは、損害が発生したかどうかを確認しやすくするために設けられています。
たとえば、大雪で屋根が破損したが、その修理を怠り3年以上放置していた場合、後から修理を申請しても保険金は支払われません。そのため、被害が発生した際は、速やかに保険会社に報告し、必要な手続きを行うことが重要です。
【関連記事】
火災保険の申請の期限を正しく理解できてますか?裏技も一挙公開
免責金額以下の場合
火災保険には免責金額というものが設定されており、これは保険金として支払われる最低金額のことを指します。
損害が発生し、その修理費用が免責金額以下である場合、保険金の支払い対象とはなりません。たとえば、免責金額が10万円に設定されている場合、修理費用が8万円だった場合、この8万円は自己負担となります。これにより、小さな損害については保険金が支払われず、
保険会社が頻繁に小額の支払いを行う手間を省くことができます。したがって、免責金額を越える大きな被害に対しては保険金が支払われることになりますので、自身の保険契約内容を確認することが重要です。
【関連記事】
火災保険の免責金額とは?金額の設定や申請時に注意することを解説します!
火災保険申請手続きの具体的な手順
火災保険申請の手続きは複雑に感じることもありますが、いくつかの基本的な手順を踏めばスムーズに進めることができます。
申請に必要な書類とその準備方法
火災保険の申請を行うには、いくつかの重要な書類を用意する必要があります。まず、被害を証明するための写真を撮影し、その日時や状況がわかるように説明を加えることが最も重要です。
次に、被害箇所の修理見積書や、修理業者からの詳細な請求書も必要になります。修理を依頼する際には、事前に保険会社に連絡を入れ、保険会社が指定した修理業者を利用するかどうかを確認しておくと良いでしょう。また、火災保険証券も手元に用意しておくことが求められます。
さらに、申請書類の整備だけでなく、必要に応じて被害の詳細な報告書も作成することが推奨されます。報告書には、被害の概要、原因および発生状況、被害箇所の現状を記載し、修理の必要性を明確に説明します。
これにより、保険会社とのやり取りがスムーズに進むでしょう。最後に、保険金請求書も準備しましょう。必要項目を正確に記入し、その他の書類と一緒に保険会社に提出することで、申請手続きを進めることができます。
申請書の書き方と提出方法のポイント
火災保険申請書の作成は、慎重に行う必要があります。まず、申請書には被保険者の情報、保険契約番号、事故発生日時などの基本情報を正確に記載します。次に、被害の状況を詳細に記載する欄がありますので、ここには被害箇所、被害の程度、修理が必要な部分などを具体的に記載しましょう。
提出方法については、多くの保険会社が郵送での提出を基本としていますが、最近ではオンラインでの提出が可能な場合も増えています。
郵送の場合は、申請書類一式を封筒に入れ、書留など追跡可能な方法で送付するのが安心です。オンライン提出の場合は、保険会社の指定するフォームやメールアドレスに必要書類をアップロードまたは送信します。送信後には確認メールを受け取るなど、提出が完了したことを確認しましょう。
【事故日の調べ方の記事】
【火災保険申請の事故日が不明の方必見!】調べ方はこれを見れば解決!!
申請が完了するまでの流れ
書類の審査が完了すると、保険会社の担当者が被害箇所の現地調査を行うことが一般的です。この調査では、申請内容と現場の被害状況が一致していることを確認します。その後、保険金の支払い可否について通知があります。通常、この通知には支払い金額およびその内訳が含まれます。
補償が認められた場合、指定した銀行口座に保険金が振り込まれます。振込が完了するまでの期間は保険会社によって異なりますが、多くの場合、調査完了後から数週間以内に支払われます。また、不明点や追加情報が必要な場合は、随時連絡を取り、円滑に進めることが重要です。このように、きちんとした手続きを踏むことで、申請から保険金の受け取りまでスムーズに進むはずです。
火災保険申請のプロに依頼するメリット
火災保険申請のプロに依頼することで、手続きがスムーズに進むだけでなく、補償を最大限に受けることにつながります!
メリットとしては下記のようなことが考えられます!
資料作成や損害箇所のチェックのサポート
火災保険申請のプロに依頼すると、資料作成や損害箇所のチェックが非常にスムーズになります。プロは保険申請に必要な書類や証拠の収集に精通しており、綿密な調査を行います。例えば、落雪により破損した軒樋や屋根の詳細な写真や、修理見積もり書を適切に取得・整理してくれます。
また、サポート会社は損害箇所を見逃しなくチェックし、保険会社に適切に報告することで、補償額を最大化する手助けを行います。これにより、自身で行う場合の見逃しや不足が防げ、より確実な申請が可能になります。
成功報酬制による安心感
火災保険申請のプロの多くは、成功報酬制を導入しています。これは、申請が成功し補償が得られた場合に初めて報酬が発生する仕組みです。
この制度により、依頼者は初期費用の負担なくプロのサービスを利用できるため、経済的なリスクを抑えつつ、安心して手続きを進められます。また、プロも成功を目指して真剣に取り組むため、高いサービス品質が期待できます。成功報酬制のおかげで、依頼者はコストパフォーマンスの高いサービスが受けられるのです。
複数の被害箇所を見逃さずに申請できる
申請において、複数の被害箇所を見逃さずに正確に申請することが重要です。火災保険申請のプロは、豊富な経験と専門知識を持っており、被害箇所を詳細にチェックします。
例えば、落雪による屋根の破損だけでなく、隠れた損傷や二次被害も見逃しません。これにより、申請の漏れがなくなり、適切な補償をしっかりと受けることができます。また、複数の損害箇所がある場合でも、効率的にまとめて申請する方法をアドバイスしてくれます。結果として、最大限の補償を得ることが可能となり、修理費用の負担を軽減できます。
落雪による被害を防ぐための対策
落雪による被害を防ぐためには、事前の対策が重要です。
屋根の点検や適切な雪止めの設置などが有効です。
屋根の雪下ろしや雪止めの設置
屋根の雪下ろしは、積雪が重くなる前に定期的に行うことで被害を防ぐ効果的な方法です。特に大雪が予想される場合には、早めの対策が求められます。まず、屋根の構造を確認し、雪の重さに耐えられるかを確認しましょう。安全の確保が最優先ですので、場合によっては専門業者に依頼することも考慮してください。
雪止めの設置は、落雪を防ぐためのもう一つの重要な対策です。雪止めは屋根の端や障害物の前に設置され、雪が一度に大量に落ちるのを防ぎます。素材や形状は様々ですが、地域の気候や建物の構造に適したものを選ぶことが重要です。設置場所や方法についても、専門業者のアドバイスを受けると安心です。
また、雪止めだけでなく、屋根の角度や排水の状況も確認しておくと、より効果的に落雪による被害を防ぐことができます。これらの対策を行うことで、火災保険申請時の被害を軽減し、安心して冬を過ごす準備が整います。
まとめ:落雪でも適切な申請で修理費を抑えることが可能です!
冬季に積雪の多い地域に住む方々にとって、落雪による被害は大きな悩みの種です。
しかし、火災保険を適切に活用することで、その修理費を抑えることが可能です。この記事を通じて、火災保険で落雪被害が補償されるケースや具体的な申請手順、さらには補償されるための条件について詳しく解説しました。
火災保険は、適用範囲や申請方法をしっかりと理解することで、予期せぬ落雪被害にも対処できます。また、保険申請のプロのサポートを受けることで、書類作成や被害箇所のチェックもスムーズに進められるでしょう。落雪による被害を防ぐための対策も併せて行うことで、冬季の安心を確保できます。
火災保険請求相談センターでは全国で7000件以上の実績があります。
相談・調査も無料で行っておりますのでお気軽にご連絡ください。
【TEL問い合わせ7:00~20:00年中無休】
【24時間メール対応中!年中無休!】
![]() 記事監修:矢島 弘子 |
---|
火災保険請求・地震保険請求アドバイス業務に従事。年間200棟の調査を13年間継続して行い、 建物調査後の損害鑑定人との立ち合いや交渉も行っている。外部の敷地内の申請はもちろん室内の汚損・破損の申請や給排水設備の申請も得意とし、 家財保険かけている方が知らないスーツのアドバイスなども行っている 埼玉県春日部市市周辺でも2022年6月3日のヒョウ被害があり 、関東圏であればどこでも無料点検はすぐにご依頼ください。 損はさせません。 |