洗面台修理や交換を検討しているものの、その高額な費用に悩んでいる方も多いでしょう。
また、日常生活で起こる突発的な事故や損傷による修理が必要になることもあります。
そんなとき、火災保険を活用することで思いがけないコスト削減ができるかもしれません。
この記事では、火災保険が洗面台修理や交換に適用できる条件や、その申請方法について詳しく解説します。
火災保険を有効に活用することで、大切な家のメンテナンス費用の負担を軽減しましょう。
洗面台のひび割れを放置すると危険!水漏れの原因になる
洗面台のひび割れをそのままにしておくと、水漏れの原因になります。
特に日常的に水を使用する場所であるため、早急な対策が必要です。
長期間放置してしまうと下記のようなリスクが考えられます!
洗面ボウルのひび割れを放置した場合のリスク

洗面台から床下の水濡れの現場写真
洗面ボウルのひび割れを放置することで、さまざまなリスクが生じます。
まず、ひびが広がることで水漏れが発生し、床や壁まで水が染み込み、カビや腐食の原因となる可能性があります。水漏れが原因で木材や下地が痛むと、修理費用が高額になる恐れがあります。
さらに、水漏れが続くことで電気系統に影響を及ぼし、感電の危険性も増します。次に、ひびから細菌やカビが繁殖することも考えられます。
洗面所は湿気が多く、細菌が繁殖しやすい環境ですので、健康被害のリスクが高まります。また、ひびが原因で洗面ボウルの強度が低下し、破裂する危険もあります。
この場合、破片による怪我のリスクも無視できません。以上のように、洗面ボウルのひび割れは放置することで多くの問題を引き起こすため、早期の修理が必要です。
実際にかかる費用はどのくらいのか?
洗面台の修理や交換にかかる費用は状況により異なります。
以下で具体的な費用を確認しましょう。
リフォームや交換の場合は100,000~200,000円
洗面台を全面的にリフォームや交換する場合、費用は10万円から20万円程度が一般的です。
具体的な金額は以下の要因によって大きく異なります。まず、洗面台のタイプとサイズが影響します。
既存の洗面台と同じタイプを選ぶ場合は比較的安価で済みますが、デザイン性や機能性を重視した高級タイプを選ぶと費用は上がります。
また、配管の交換や収納スペースの増設など追加の工事が必要になる場合もあります。この場合、工事費用がかさむため、全体の費用が増えることとなります。
さらに、選ぶ業者によっても費用に差が出ます。信頼できる業者を慎重に選ぶことが、トラブルを避ける上でも重要です。
複数の業者から見積もりを取り、適正な価格を確認してから依頼すると良いでしょう。
部分修理の場合は1箇所15,000円〜
洗面台の一部を部分的に修理する場合、費用は1箇所あたり15,000円からが一般的です。
具体的な修理内容によって費用は異なり、水漏れやひび割れの修復、部品の交換などが含まれます。
例えば、洗面ボウルのひび割れを補修するだけであれば、15,000円程度で済むことが多いです。
しかし、カウンター部分の再固定や蛇口の交換など、複数の修理が必要な場合には費用が増加します。
また、修理の難易度や使用する材料の品質によってもコストは変動します。
高品質な部品や耐久性の高い材料を使用することで、長期的にはコストパフォーマンスが良くなることもあります。
業者によってサービス内容や料金が異なるため、事前に複数の業者から見積もりを取り、比較検討することがおすすめです。
自分でできる洗面ボウルの応急処置
洗面ボウルがひび割れてしまった場合、すぐに修理業者を呼ぶ前に、自分でできる応急処置を施すことが可能です。
まずはひび割れた箇所をきれいにし、汚れや水気を取り除きます。次に、市販の防水テープやエポキシ樹脂を使用してひび割れを補修し、水漏れを防ぎます。
防水テープは一時的な対策として便利で、使用する前に説明書に従って適切に貼り付けることが重要です。エポキシ樹脂は、ひび割れをしっかりと塞ぎ、水分の侵入を防ぐ効果があります。
応急処置はあくまで一時的な対策であり、根本的な修理が必要です。ひび割れが進行したり、水漏れが発生した場合には、早急に修理業者に依頼することを検討してください。長期的な視点で家のメンテナンスを考えることが大切です。
洗面台が壊れたとき火災保険を活用すれば費用を安くできる!?
火災保険を利用すれば、洗面台の修理や交換にかかる費用を節約することが可能です。
基本的には【突発的な被害】【汚損破損】などの補償を使っての保険申請です。
実際に洗面台で保険が下りたケースの主な理由を見ていきましょう!
洗面台以外での汚損破損の保険が使える意外な個所も下記の記事でお書きしていますので参考にしてください↓↓
【破損・汚損】子供がドアを壊したら火災保険請求で30万円貰えました
【破損・汚損って何!?】不測かつ突発的な事故でも火災保険適用できます
【TEL問い合わせ7:00~20:00年中無休※タップで電話できます!】
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①子供が遊んでいて洗面ボウルにひびが入ってしまった
家庭内で子供が元気に遊んでいると、誤って洗面ボウルにひびが入ってしまうことがあります。
例えば、おもちゃの車を勢いよく走らせてしまい、洗面ボウルにぶつかってひびができる場合などです。
このような突発的な事故による損傷に対しては、火災保険を利用することで修理費用を補償してもらえる可能性があります。
保険申請の際には、子供が引き起こした事故の詳細を記載し、損傷箇所の写真を提出することが重要です。また、保険会社によっては修理業者の見積書を求められることがありますので、早めに準備しておくとスムーズに手続きを進めることができます。
この種類の事故に対する補償が適用されるかどうかは、保険契約の内容によりますので、契約書をしっかり確認した上で保険会社と相談してください。
②掃除中誤ってぶつけてしまい破損してしまった
掃除中の不注意で、洗面台や洗面ボウルにぶつかって破損してしまうこともあります。
例えば、掃除機やモップで勢いよく掃除をしている際に、洗面台の角に強くぶつけてしまうケースなどです。このような誤った動作による損傷も、火災保険で補償を受けることができる場合があります。
申請するためには、事後の破損の詳細な説明や損傷箇所の写真、掃除機やモップの使用状況などを添えて保険会社に報告することが求められます。また、保険会社によっては修理業者の見積書が必要となることもありますので、早めに専門業者に連絡し見積を依頼すると良いでしょう。
火災保険が適用されるか否かは契約内容に依存しますので、保険を契約する際には、事故や損傷に関する補償内容を十分に理解しておくように注意しましょう。
③洗面台で化粧道具を落として洗面ボウルを割ってしまった
洗面台で化粧をしている際、誤って化粧道具を落としてしまい、洗面ボウルを割ってしまうことがあります。
例えば、重たいガラス製の化粧ボトルが洗面ボウルに落下した場合などです。このような事故による損傷も火災保険で補償を受けられることがあります。
火災保険申請の際には、事故の詳細を記載し、割れた部分の写真を提出することが必要となります。また、保険会社によっては修理業者の見積書を求められることがあるため、早めに修理業者に連絡を取り、見積書を取得しておくとスムーズに手続きを進めることができます。
火災保険の補償範囲については契約内容によりますが、このような突発的な損傷は保険適用対象となることが多いので、契約書の内容を詳しく確認し、必要な書類を準備してください。
洗面台修理・交換で火災保険が適用できないケース
火災保険は便利ですが、全てのケースに適用されるわけではありません。
以下では、洗面台修理・交換に火災保険が適用できない一般的なケースを説明します。
経年劣化や過失による破損は適用外
火災保険は予期しない事故や災害による損傷に対して補償を提供しますが、経年劣化や使用者の故意による破損は対象外となります。
たとえば、長年の使用によるひび割れや経年劣化は、洗面台が時間とともに劣化していく自然な現象です。これには、素材の老朽化や部品の摩耗が含まれます。
また、過失による破損とは、使用者が意図的または不注意で引き起こした損傷のことを指します。
火災保険はあくまで突発的な事故や天災による損害をカバーするものであり、経年劣化や過失による破損は自己負担で修理する必要があります。そのため、定期的なメンテナンスと注意深い使用が重要です。
免責金額以下だった場合
火災保険には免責金額(自己負担額)があります。これは、保険金が支払われる前に被保険者が負担する金額のことです。
もし修理費用が免責金額以下であった場合、保険による補償は受けられません。
たとえば、火災保険の免責金額が10,000円で、洗面台の修理費用が5,000円だった場合、この費用は保険でカバーされず、全額自己負担になります。
免責金額が設定されている理由は、小額の請求を避けることで保険会社の管理コストを低減し、保険料の抑制に繋げるためです。
そのため、保険を利用する際には、修理費用が免責金額を超えるかどうかを確認することが重要です。修理の見積もりを依頼し、費用がどれだけかかるか事前に把握しておくことで、保険適用の有無を判断することができます。
免責については下記の記事で詳しく解説しています!
洗面ボウルの素材ごとの特徴とひび割れの対処法
洗面ボウルは多様な素材で作られており、それぞれに特徴と対処法があります。
適切な対処法を用いることで、ひび割れのリスクを軽減できます。
洗面ボウルの素材①:陶器
陶器製の洗面ボウルは、クラシックで美しい外観が特徴で、数多くの家庭やホテルで広く使用されています。
欠点としては、衝撃に対して脆弱で、ひび割れやすい点です。ひび割れが発生した場合、軽度なものであれば、市販の陶器用接着剤やパテを使用して応急処置が可能です。
修理が難しい場合は、専門業者に依頼することをおすすめします。陶器製洗面ボウルのメンテナンスには、過度な温度変化を避けることや重い物を落とさないよう注意することが大切です。
洗面ボウルの素材②:ホーロー
ホーロー製の洗面ボウルは、金属にガラス質のコーティングを施したもので、耐久性と耐食性に優れています。
しかし、強い衝撃を受けると表面のガラス質が欠け、ひび割れが発生することがあります。ホーローのひび割れには、ホーロー用の補修キットを使って修理することができますが、細かい表面の欠けは修復が難しいため、定期的なチェックとケアが重要です。特に、重い物を落とさないように注意し、適切な洗剤で清掃することが長持ちの秘訣です。
洗面ボウルの素材③:樹脂
樹脂製の洗面ボウルは、軽量で取り扱いやすく、デザインの自由度が高いのが魅力です。
耐久性も高く、比較的衝撃に強いのですが、熱や紫外線には弱いことが欠点です。樹脂製洗面ボウルのひび割れが発生した場合は、樹脂用接着剤で応急処置が可能です。小さなひび割れならば、自身で修理することができますが、大きな損傷の場合は専門業者に依頼することが望ましいです。メンテナンスとしては、直射日光を避け、過度の熱を加えないことが重要です。
火災保険の申請手順と必要書類
火災保険を利用して洗面台修理・交換を申請する手順は、まず被害の写真を撮ることから始まります。
次に、保険会社に連絡し、指示に従って必要書類を準備します。必要書類には見積書や被害状況の写真が含まれます。
申請に必要な書類と手続きの流れ
火災保険の申請手続きには、いくつかの必要書類があります。まず、被害状況を示す写真や書類が必要です。これには、被害部分の全体写真や詳細写真が含まれます。次に、修理や交換の見積書を用意します。見積書は修理業者から取得でき、費用の内訳が明記されていることが重要です。
続いて、被害報告書を作成します。被害報告書には、どのような状況で被害が発生したのかを具体的に記載します。また、保険証券のコピーも必要です。保険証券には保険契約の詳細情報が記載されており、保険会社が手続きを進めるために必要な情報が含まれています。
これらの書類を揃えたら、保険会社に提出します。保険会社は提出書類を基に審査を行い、補償範囲や金額を決定します。この審査過程には数週間かかることがありますので、早めの申請を心がけると良いでしょう。
請求できる期間と注意点
火災保険の請求は、被害が発生してから一定期間以内に行う必要があります。この期間は保険契約によって異なりますが、一般的には事故の日付から3年以内が多いです。申請を遅らせると、補償を受けられなくなる可能性があるため、早めの行動が求められます。
注意点としては、申請書類に記載する情報を正確かつ詳細に書くことが挙げられます。不正確な情報や不足している情報があると、審査が遅れる原因となります。また、虚偽の申請を行うと保険金が支払われないだけでなく、法的な問題に発展することもあります。
さらに、保険会社とのコミュニケーションを密に保つことも重要です。疑問点や不安な点があれば、すぐに保険会社に問い合わせましょう。保険会社の指示に従って手続きを進めることで、スムーズに補償金を受け取ることができます。
保険が下りなかったときの対処法!
火災保険の申請が承認されなかった場合、まずその理由を確認しましょう。保険会社が示す不承認理由には、申請書類の不備や保険の補償範囲外であること、免責金額以下の損害であることなど様々な要因があります。
不承認理由が書類の不備であった場合は、再度必要書類を整理し直して再申請を行うことが可能です。補償範囲に該当するか不明な場合は、担当者に詳細を確認することが重要です。場合によっては、別の角度から申請を試みることができるかもしれません。
それでも納得がいかない場合には損保ADRのなどの外部の団体に相談することで解消する可能性もあります!
火災保険申請サポートを活用することで申請を有利に!
火災保険の申請手続きは多くの書類が必要で、手間がかかることがあります。このような場合、申請サポート業者の利用がおすすめです。
申請サポート業者は保険申請の専門家であり、書類作成や手続きのサポートを行ってくれます。
申請サポート業者を利用することで、手続きがスムーズに進むだけでなく、申請が適切に行われるため承認される可能性が高まります。また、自分で手続きを行う際のミスや漏れを防ぐことができるため、精神的な負担も軽減されます。
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まとめ:洗面台の修理・交換には火災保険を上手に活用しよう
洗面台の修理や交換において、火災保険を上手に活用することは、家計の大きな助けになります。
この記事では、火災保険で洗面台の修理費用をカバーする方法や適用条件について解説しました。
まず、火災保険でカバーできる範囲を理解し、自分の保険がどの程度の補償を提供しているか確認することが大切です。次に、火災保険の申請手続きについても詳しく説明しましたので、申請までの流れを把握してスムーズに進めることができます。
火災保険が適用されるケースとされないケースを把握することで、無駄な手続きを省くことができます。また、必要書類や注意点も事前に準備しておくことで、申請がスムーズに進むでしょう。
最後に、火災保険を適切に活用することは、突発的な事故や損傷に対する経済的な負担を軽減する大きな手助けとなります。火災保険を最大限に活用して、洗面台の修理・交換を費用を抑えながら上手に行いましょう。
![]() 記事監修:矢島 弘子 |
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火災保険請求・地震保険請求アドバイス業務に従事。年間200棟の調査を13年間継続して行い、 建物調査後の損害鑑定人との立ち合いや交渉も行っている。外部の敷地内の申請はもちろん室内の汚損・破損の申請や給排水設備の申請も得意とし、 家財保険かけている方が知らないスーツのアドバイスなども行っている 埼玉県春日部市市周辺でも2022年6月3日のヒョウ被害があり 、関東圏であればどこでも無料点検はすぐにご依頼ください。 損はさせません。 |