火災保険は申請のコツにより大きく金額が変動します!
近年異常気象により、九州以外でも大型の台風が年々上陸することが多々ありました。
今でも印象に強く残っているが下記の2つの台風で、広範囲に甚大な被害をもたらしました。
2018年9月4日 台風21号(最大風速48.2m、最大瞬間風速55.3m)
2019年9月9日 台風15号(最大瞬間風速57.5m/s記録、観測史上1位)
この上記の台風の時は問い合わせが鳴りやまず、お客様の相談対応と現地調査の日程を調整するだけで丸一日終わってしまうのが1週間ほど続いたのを覚えています・・・
こういった被害の多発により以前より保険申請が一般の方にも浸透し始めていると感じています。火災保険の申請は出し方によって承認金額が大きく変わってしまうものという事を知っていますか?
もしかしたらその申請はもっと保険が承認される可能性があったかもしれません?
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同じ被害なのになぜ金額が変わるという事態が起きるのか?
理由は大きく分けて2つあります!
この理由は至ってシンプルです。例えば台風により瓦のずれの被害を受けた場合申請に進んだ後保険申請に進み立ち合いの鑑定があった場合があったとします。
その際瓦以外の被害が見つかった時に関しても保険会社及び鑑定は追加の申請を促すことはなくあくまで受け身の姿勢ということです。
ですのでご自身で様々な被害箇所を探す必要があり、また補償範囲も敷地内と広いため、自分で施工業者に資料請求の依頼をかける際もその知識がなければ申請箇所の損をしている可能性があるという事です。
例えばよく申請を見落としている件ですとフェンスなんかがその例として挙げられます。以前そのフェンスに関してまとめた記事も一部ありますので参考にしてみてください。
保険は実損払いという事が金額が変わる大きな要因です。
実損払いとはその被害箇所自体の金額が一律で設定されているものではなく、その被害が現状復帰工事費によって決まるという事です。
例えば入院保険だったら 1日あたり5000円×何日など定額で計算しやすいですが、火災保険はあくまでも被災が合った箇所が現状復帰できる見積もりを元に金額を算出します。
保険請求後の鑑定会社の査定が入りますが、それはあくまでお客様がリフォーム業者からとった見積もりを元にその箇所が適切かどうかの判断になるので、同じ個所でも承認額が大きく変わります。
保険申請のテクニック・コツなど紹介
テクニックとかっこよく言ってますが、あくまで理不尽に減額されないためのコツと考えてください。
建築系の知識をここでお伝えしてもあまり実用性がないので、今回は誰でも注意や意識をすれば改善できる簡単な箇所を①現調②見積もり③申請④鑑定立ち合いとそれぞれの段階で1個ずつ紹介します。
①現調時:写真の撮り方
初っ端ですがこれが一番大事だったりします。なぜなら保険会社から見てこの写真の部分がその起こった事故の印象付けるからです。どんな撮り方がいいかというと単純ですがとにかく、【わかりやすい写真】です。
具体的なアクションとしては
- 引きの画像とアップの画像を両方撮りどこの被害箇所か明確にする。
- 被害箇所の写真に丸つけなど見た瞬間に被災箇所がわかるようにする。
- 写真に文字でもなんの被害を伝えたいのかコメントを書く
- その写真の撮り方(樋であれば下からではなく上から平行に!)
上記のような画像を参考にしてみてください。
②見積もり時:経年劣化の表現をさける
これはいたってシンプルです。見積もりに経年劣化の表現は使わないという事です。
まず嘘をつきなさいと言っているわけではないので勘違いしないでください。
よく保険申請自体の経験が少ない業者ですと、例えば台風以外で壊れたフェンスの修繕見積もりを取った際下記のような見積もり等になっていないか注意してください!
例え本当に台風で壊れていてもこの錆や劣化といった表現をしてしまうとそれだけで見積もり段階で否決の判定をされてしまったという例も少なくありません。
これは指摘するだけで直してもらえるので申請前には必ずチェックすることをお勧めします。
また当たり前ですが修繕工事の見積もりの際には施工業者に必ず保険申請をするための見積もりだという事は伝えましょう!経験ある業者であれば火災保険申請用に丁寧に事故理由を書いてもらえる業者もあります。
③申請時:事故の日付を自分の中で明確にしておく
申請時保険の性質上いつ壊れたか聞かれることが多いです。
この日付を誤って伝えてしまうと全く下りなくなるといったわけではないですが不利に働いてしまう場合があるので申請前はいつそれが起こったのか調べておきましょう。
もし事故の日付が特定できないといった事があれば下記の記事の気象庁の過去事故日検索機能の部分を参考にしてみてださい
火災保険申請期間は関係ない!? 元鑑定人が教えるプロの申請方法
④鑑定立ち合い時:経年劣化などの誘導尋問に注意を!!
保険の鑑定の際には立ち合いを大抵の場合立ち合いが必須です。
理由としては立ち合いをしない事により、「鑑定時に現場を壊された!!」とクレーム言われないようにといった理由もありますが、もう一つ立ち合いの理由としては事故の現場の聞き取りといった項目が挙げられます。
このときされる質問で「これはどういった経緯で発見されたのか?その理由は?」等を高圧的に聞かれ人によってはその場で「これは台風の被害じゃないですよね?」といったように誘導尋問をしてくる場合があります。
またそれを申請者本人であれば、切り返し対応ができますが、日中の立ち合いになるため、奥様やそのご両親が立ち合いで質問をされ、上記の文言にはめられて下りなかったといった悪質なケースもあります。
こちらの対応としては申請はあくまで被保険者の権利ですので毅然とした態度で「台風後に発見しその被害で出しました」とお伝えください。
今回のまとめ
- 火災保険は一律給付ではないので申請者がきちんと対応する必要がある
- 申請主義なのでどこが保険が使えるか、被害自覚がない箇所も確認する
- コツ①現調時:写真の撮り方
- コツ②見積もり時:経年劣化の表現をさける
- コツ③申請時:事故の日付を自分の中で明確にしておく
- コツ④鑑定立ち合い時:経年劣化などの誘導尋問に注意を!!
今回は火災保険の申請のコツについてでしたがいかがだったでしょうか?
これ以外にもさらに見積もり作成時のテクニックなどはあり火災保険申請に特化して事業を行っているのが私たち火災保険請求相談センターです。
上記の項目ももちろんおさえお客様をサポートしていきます。
それ以外の保険についてのご質問でも構いませんので是非一度ご相談ください。
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