火災保険の陸屋根は申請できるのか?プロが解説!
陸屋根とは?
そもそも陸屋根とは何なのか?住宅建築用語で「陸屋根(りくやね・ろくやね)」と言われているもので
文字通り屋根の形状が平らなものであり【ビル・マンション】において用いられることが多いです。
めりっととしては屋上のスペースを有効に活用可能できます。また通常の傾斜がある屋根に比べメンテナンスが容易な点もメリットになるでしょう。作業をする際も足場等が必要ないため金額もかなり抑えることが可能です。
逆にデメリットとして一番雨漏りという部分が挙げられます。斜面がある形状より雨漏りしやすいと言われており、原因としては屋根の形状の観点から、傾斜がないため、水はけが悪いからとされています。
防水処理がしっかりしていたとしても劣化しやすい部分でもあるため定期的メンテナンスは必要不可欠です。
また防水工事は一部分だけやる等は難しく、大きなコストになってしまう事も・・・
そんな陸屋根ですがもしかしたら火災保険で直せるかもしれません。今回は陸屋根の火災保険はできるのか?
そういったテーマでお話していきます。
既に陸屋根の申請で困っているといった方は下記のフォームで相談ください
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陸屋根は火災保険は使えるのか?
陸屋根・防水工事において火災保険を活用することは可能です。
しかし、通常の瓦屋根などの木造の建物に比べると申請する箇所が難しく、防水工事等は出し方によっては申請上マイナスになってしまう事もあるので出せる箇所をしっかりおさえて賢くコストカットしていきましょう。
まずはなんで陸屋根・防水工事の承認額は低い理由を具体的な個所を含めお伝えしていきます。
①陸屋根という構造上風災の被害を受けにくい
そもそもの観点なのですが、陸屋根は風害の被害を受けにくい構造です。瓦屋根ですと風直接当たりますが、陸屋根ですと直接面している部分が少ないため風の抵抗を受けにくいと言えます。
しかし、飛来物による防水シートの破損等はあるため、台風後は必ずチェックするようにしてください。
②防水工事は保険が下りにくい箇所!?
そもそも防水層は、補修工事をしていく事が前提に作られている個所です。ですので定期的にメンテナンスをしてきちんと性能を維持したまま防水層を長持ちさせるためも、その劣化と雨漏りの原因を把握しておくことが大切です。
陸屋根の屋根部分の作りとしては大半が防水シートを張っている構造になっていますが、先ほど上記でも少し触れていますが防水工事は保険申請は保険が下りにくいと言えます。
被害として雨漏りが出ている物件だとしても、どこからの原因かわからないことが多く、その多くの場合は雨の後の一部でできた水たまりによるシートの劣化など、時間をかけて被害が出ることが多く、突発的に起こった日が明確でないと下りにくい火災保険は相性が悪いと言えます。
③工事において足場がいらない
ここも陸屋根においては承認額大きくない理由の一つです。
火災保険は現状復帰をするための費用が負担されるためそれに付随した足場も保険対象となります。
それが陸屋根には必要ないため承認金額もそれに付随して低くなります。
④台風被害を受けやすい箇所がない
こちらもそもそも構造の話になりますが台風の風害の被害の主な個所は下記です。
・屋根の棟(板金・棟瓦)
・瓦の飛散・割れ・ズレ・欠けなど
・雨樋(軒樋)
この3つ全て構造上ないためそもそも台風での申請箇所が少ないと言えます。
上記4つの理由から保険が下ろしにくいことは理解できたかと思います。
では下ろせないのかというとそうではありません。ここからは上記以外の保険申請の応用編をお伝えします。
陸屋根の火災保険申請必勝法
上記の陸屋根の下りにくい理由を端的にお伝えすると、申請箇所が少なく、肝心の防水工事は保険申請と相性が悪いといった理由ですが、まだあきらめてはいけません、皆さん申請できる箇所を知らないだけなのです。
この記事でそれを知って申請の際にご活用ください。
意外と知られていない申請の箇所3選
①フェンス
今回の知られていない申請箇所の軸ですが、火災保険は建物だけでなく敷地にかかっています。ですので建物に面しているものであれば活用が可能であり、また独立してあることから自然災害被害を受けやすかったりします。
こちらは横から平行に撮らないと被害がわからなかったりするので注意が必要です。
また過去の記事でフェンスについてもう少し詳しい事例を載せましたので参考にしてください。
【フェンス】の修理は当て逃げ・雪でも火災保険が使える可能性が・・・
②カーポート・駐輪場
③搬入口・駐車場の衝突痕
火災保険は故意でなければ車の衝突等にも活用できます。外壁のダメージやフェンスに被害見つかることが多いです。
陸屋根でも火災保険は使う事ができる
陸屋根は火災保険が使いにくい
理由① 風災を受けにくい構造(防水も申請が難しい)
理由② 通常の木造での保険請求箇所がそもそも存在しない(雨樋・瓦)
でも申請の工夫をすれば下りる
コツ① 敷地内でも保険が使える事を理解する(フェンス・駐輪場・カーポート)
コツ② 風災以外でも使える事を理解する(車の衝突・飛来物)
保険申請に重要なことはとにかく知識と経験です。
私たちは長年の経験から最大限保険が活用できるようサポート化可能です。
是非陸屋根申請で困っている方はご相談ください。
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