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棟板金工事の費用は安くなるのは93%以上が入っている損害保険

公開日:2021年12月25日

皆さんは「棟板金(むねばんきん)」という言葉をご存知でしょうか。

これは現在の一般住宅で多く使われているスレート屋根の、とがっている部分にかぶせる金属板のことで、雨漏りを防ぐという重要な役割を担っています。

この棟板金、大事なものなのですが、屋根の一番先にあるという構造上、強風や大雨で壊れやすいものです。

そのため、スレート屋根の住宅では、棟板金の定期的なメンテナンスを行い無駄な出費を防ぐという意味合いがあります。

この棟板金の工事提案をされたら、加入している火災保険請求をすれば100万円以上の保険金が受給できるかもしれません。

 

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棟板金の特徴とは?

 

棟板金は壊れやすいものですが、プロの業者が上手に施工すれば15年近くはもつものです。

※耐久性としては立地や自然災害により前後します。

 

しかし、初期段階の施工不良の場合は5~6年で外れてきてしまうことがあり、

修理が必要になるケースもあります。

スレート屋根の住宅で、風が強い日に屋根の端でふらふらしている金属の板があったら、棟板金が外れているので注意が必要です。

この棟板金が外れてしまうと、スレート屋根の隙間から雨水が浸入し、雨漏りの原因になってしまいます。

そして、住宅の中に水が染み込み天井裏だけでなく基礎部分まで腐食してしまうと、住宅全体に関わる大工事をすることになってしまいます。

 

棟板金といえばスレート屋根のことも知っておく必要がある

 

棟板金はスレート屋根の先についているものですので、棟板金のことを知るためにはスレート屋根のことを知っておかなければいけません。

このスレート屋根の中でも一番有名で使われているのが「コロニアル」です。

コロニアルとは、クボタ松下電工外装株式会社から販売されているスレート瓦の商品名で、スレート瓦の中で最も使用されています。

そのため、スレート瓦のことをコロニアルと呼ぶことが多く、スレート瓦のすべてがコロニアルという勘違いをしている人も多いようです。

ちなみに、コロニアルは日本瓦よりも軽くて安く、さまざまな色がありバリエーションに富んでいることから多くの支持を得ています。

コロニアルの特徴

コロニアルは、成分の85%がセメントで15%が石綿でできている瓦です。

2004年までは、健康被害が社会問題化したアスベストも使用して製作されていましたが、アスベストの仕様が禁止されてからは

環境に優しい瓦に生まれ変わりました。

厚さが4.5mmと薄いこともあり、軽く扱いやすい屋根材のため、多くの一般住宅で使用されています。

しかもコスト的にも優れていて、色・形状のバリエーションも多いというメリットもあります。しかしながら、コロニアルは寒さに弱いという弱点もあるため、寒冷地では使用できないため豪雪地帯ではあまり見かけません。

コロニアルの塗り替えの目安は10~15年といわれていますが、屋根は下から見ることができないため、劣化しているかどうかがわかりづらいことから、素人ではなかなか判断がつきません。そこで、屋根が劣化した時の症状を以下にまとめました。

●コケやカビが発生している場合

コロニアルの主成分はセメントです。

そのため、塗装をしなければ防水性を保つことができず、どんどん雨水が染み込んでしまいます。

しかし、経年劣化や自然環境により塗膜が劣化すると、防水性が落ちてきます。

そして、雨水と湿気の影響でコケやカビが発生します。

コケやカビが発生してすぐに雨漏りが起こるわけではないのですが、

劣化が起きているサインですので早めに対処しましょう。

●コロニアルに反りやひび割れが起こっている場合


コケやカビが発生したままの状態で放置しておくと、コロニアルの塗装はどんどん劣化していきます。

そのため防水性も下がり、コロニアル自体が弱っていきます。

結果的に、コロニアルの反りやひび割れにつながってしまいます。

防水性が低下してコロニアルに水分が染み込んでいくと、

急激な気温の変化で水が化学反応を起こしてしまい、コロニアルの内部で体積の変化が起こります。

そのため、コロニアルに悪影響を与えてしまうことから、反ったり割れたりして損傷してしまいます。

コロニアルの損傷を放置しておくと、雨漏りの原因になってしまいますので、早急な修理が必要です。

●コロニアルが剥がれて落ちてくる場合

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この現象は、被害が相当進んでしまっている場合です。

ひび割れを起こしたコロニアルを放置しておくと、最終的には割れて屋根から落下してきます。

コロニアルが剥がれると、コロニアルの下にある防水材や金具が丸見えになり、

大雨が降るとすぐに劣化が進み、雨漏りのリスクが高くなります。

この際、野地板に雨水が浸入してしまうと一番危険な状態で、

最悪の場合、屋根の葺き替え工事をすることになってしまいます。

葺き替え工事はかなりのコストがかかりますので、経済的に大きな痛手となります。

●棟板金が浮いていたり釘が抜けかかっていたりする場合

コロニアルの先についている棟板金が、浮いているように見えることがある時は注意が必要です。

これは、棟板金が気温の影響で膨張・収縮することで棟板金を固定している釘を押し出している状態だからです。

この状態を放置してしまうと、釘が抜けて棟板金が外れてしまいます。

もとの部材が剥き出しになることもあり、雨漏りのリスクが高くなってしまいます。

このケースも、早急なメンテナンスが必要になります。

このように、コロニアルの屋根の塗装時期・修理時期は明確にわかるのですが、

毎日屋根を見上げてチェックをしている人はなかなかいないと思います。

そこで、一番わかりやすい、屋根の色あせには注意しておくことをおすすめします。

色あせが気になり始めたら、その他の部分の劣化も始まっている可能性があるので、専門業者にチェックしてもらいましょう。

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コロニアル屋根の塗装方法

それでは、コロニアルの屋根を塗装して修理する場合はどのようにするのでしょうか。

一般的には、以下のようなスケジュールで塗装を進めていきます。

① 高圧洗浄
高圧洗浄機を使って、コケやカビ、古い塗膜、ほこり・ごみをきれいに洗い流します。
② ケレン作業
棟板金の錆・汚れを落とすために、サンドペーパーなどで該当部位を磨きます。
③ 下地処理
反っているコロニアルを交換したり、ひびの入っている部分を補修したりします。
④ 下塗り
棟板金部分に錆止めの塗料を塗り、コロニアル部分にはコロニアル用の下塗り剤を塗ります。
⑤ 中塗り・上塗り
下塗り剤が完全に乾燥してから中塗り・上塗りをします。中塗り・上塗りの塗料は同じことが多いのですが、下塗りも含めて3度塗りするのが一般的です。
⑥ 縁切り
上塗りが乾燥してから、コロニアルの小口を塞いでいる塗料を切り離します。この作業の代わりに、下塗り後にタスペーサーを差し込んでおくこともあります。

 

 

屋根を含む外壁塗装においては、高圧洗浄から下地処理までの「準備」に注力する職人は多いです。

というのも、この準備の部分をおろそかにすると、塗装がいい仕上がりにならないからです。

①~③の工程がうまく行くかどうかによって、塗装の出来不出来につながってしまうので、

その後の工程に影響が出ないように慎重に行う職人がプロフェッショナルといえます。

 

棟板金はサンドペーパーなどでケレン作業を行います。

このケレン作業は、鉄部など金属部では必ず行うのですが、たまにこの作業をカットしてしまう業者がいます。

消費者センター 火災保険

このような業者は、ケレン作業以外の工程でも手抜きをしている可能性が高いことから、できれば工事の依頼を避けたいところです。

工事の契約をする際は「ケレン作業を行いますか」と一言聞いてみましょう。

 

このケレン作業には、汚れやほこりを落とすことはもちろん、

わざと表面に細かい傷をつけて素材と塗料の接着面を増やして塗装を密着させるという役割がありますので、

必ず行うべきものです。

細かい作業もしっかりして、コロニアルの不具合もすべて補修してから棟板金の釘も打ち換えます。

ここまで行ってから、塗装の準備段階が終わったということになります。

準備が終わってから下塗りを行います。

コロニアルの下塗り剤として一般的なのは「カチオン系シーラー」や「エポキシ系シーラー」などで、

下地の状態を見ながら下塗り剤の吸い込みが止まるまで下塗りを繰り返します。

シーラーを使う理由は、吸い込みの均一化や塗装のムラの防止ができるからです。

そして、中塗り・上塗りをする際の塗料の密着度を高めることも期待できます。

3度塗りが基本

 

そして、中塗り・上塗りを行います。

屋根や外壁塗装においては「三度塗り」が基本になりますので、下塗りの後にこの工程があります。

下塗り剤が完全に乾燥した後に、ウレタンやシリコン・フッ素などコロニアル用の塗料を塗っていくのですが、

下塗り・中塗り・上塗りの工程それぞれを行うまでに

「インターバル」と呼ばれる塗り重ねまでの乾燥時間を守らなければいけません。

このインターバルの時間が短すぎると、

塗膜がうまく密着しないまま次の工程に移ることになるので、

すぐに剥がれるといった初期不良が起きてしまいます。

このインターバルの時間は、塗料や施工の季節によって変わってきます。

そのため、職人の腕と勘が試される工程ともいえます。

縁切りも写真撮ってもらう

 

そして、コロニアルの塗装の仕上げに行うのが「縁切り」と呼ばれる作業です。

上塗り塗料が完全に乾燥した後に、コロニアルの小口をふさいでいる塗膜をカッターナイフやスクレーパーで切る作業をすることで、

「毛細管現象」と呼ばれる漏水を防止します。

これは、屋根材との隙間に湿気が溜まって屋根材が腐食しやすくなってしまう現象で、

縁切りをすることで劣化のスピードを和らげる効果が期待できることから、

縁切りが重要視されています。

しかしながら、最近はきれいに仕上げた屋根に上りたがる職人さんは少なくなってきたため、

最近では下塗り作業後にタスペーサーを挿入して縁切り作業をしなくて済むようにする施工方法も増えています。

コロニアル屋根を塗装する時の費用感

 

コロニアルの塗装にかかる費用の相場は、一般的な一戸建て(屋根の総面積が50~80平方メートル)の場合で25~40万円くらいといわれています。

ただこの相場は、一般的な塗料を使ったケースのものなので、塗料のグレードを上げると金額は上がります。

また、屋根は外壁よりも直射日光を浴びやすいため、

外壁で使用する塗料よりも耐久性のある塗料を選んだ方が長持ちできるなど、

どの塗料を使うかによって金額が変わりますので、詳しくは専門業者に相談してみましょう。

もちろん塗料費用以外の足場代や残存撤去費なども会社によって単価は異なります。

火災保険を活用する際は株式会社 火災保険請求相談センターへ

このように、棟板金の補修・塗装はコロニアルの補修・塗装と直結しているため、いざ修理をするとなるとかなりの高額になってしまいます。

コロニアルは屋根材として多く普及していますので、自宅の屋根がコロニアルを使用している可能性もあります。

コロニアルの塗装をする場合は、縁切りもしくはタスペーサーの挿入は必須作業ですので、

必ず業者にどのような作業を行うかどうかを確認しましょう。

ちゃんとした工事をしてもらえる優良業者を選ぶことが、

屋根の工事の成功に近づくのですが、自然災害による被害の場合は火災保険を活用することで、

工事費を無料にすることができます。

しかしながら、火災保険はなかなか複雑な面もあるので、

保険会社に申請する際には様々な書類を揃える必要があります。

そのため、契約者が一人で進めるのは難しい部分があり、

火災保険を活用した工事に慣れている専門業者に申請から手伝ってもらうという方法があります。

是非火災保険請求相談センターにお任せあれ。

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記事監修:矢島 弘子


火災保険請求・地震保険請求アドバイス業務に従事。年間200棟の調査を13年間継続して行い、建物調査後の損害鑑定人との立ち合いや交渉も行っている。外部の敷地内の申請はもちろん室内の汚損・破損の申請や給排水設備の申請も得意とし、

家財保険かけている方が知らないスーツのアドバイスなども行っている

神奈川県港北区周辺でも2021年10月7日の地震被害はあり、

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