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【マンションベランダの隔て板(仕切り板)】の台風被害は火災保険が活用できる!?

【マンションベランダの隔て板(仕切り板)】は火災保険が活用できます。

不動産のオーナー等であればであればピンとくる方も多いとは思いますが、一般的には普段見たことはあるけど名前を言われてもピンと来ないかもしれません。また賃貸の方でマンションやアパートなどの集合住宅の方であれば馴染みがあるかもしれません。

隔て板とはマンションやアパートのベランダに付いている隣との境界にある板の事で、火災が発生した際など避難できるように蹴破って出て行けるように、割れるような素材で作られています。

その役割故に台風などの突風の被害を受けて隔て板が壊れてしまうケースは多いです。

今回は隔て板にピックアップして保険をどのように活用できるのか見てきましょう!

また既にマンション・アパートの被害でお困りの方は下記の問合せフォームからお申込みください。

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隔て板の種類と特徴

まず隔て板の基本を押さえていきます。上記の通りこの仕切りにより各屋へのプライベートを守るために設置され、緊急時には破ることができるような構造になっています。

また隔て板には大体の場合非難の方向が支持されていて、その方向通りに進んでい行けば避難ハッチに繋がっているという構造になっています。逆に方向が書かれていない隔て板があった場合は破る側ではなく破られる側の隔て板という事です。

素材としては下記のようなものが使用されることが多いです。

  • けい酸カルシウム板 (ケイカル)
  • フレキシブル板 (フレキ)

 

2つの共通点点としては法定不燃材料であることと寸法が変化しにくという特徴があります。

上記の2つの大きな違いとしては強度という部分が挙げられます。

細かい内容は省きますがケイカル板よりフレキシブル板の方が強度が高いです。

ですので使われる場面としては、風の影響を強く受ける可能性がある、マンションの主に高層階では強度の高いフレキシブル版が使用されることが多く、逆に影響を受けにくい低層階であればケイカル版が使われることが多いです。

隔て板の設置金額の目安

隔て板の修理・交換費用の目安は1.5万円~3.3万円です。
フレームはそのまま再利用するため、大破しておらず板のみの交換での場合は8,000円程度です。

1枚ずつの場合の単価自体はリフォーム修繕の分野においてはあまり高額ではないですが、台風などの自然災害の被害ですと建物全体に被害が及ぶことが多く、世帯数に比例して修繕金額が増えるため大きな金額になってしまったというケースも少なくありません。

火災保険を活用しコストカットができる!!

火災保険は火事以外でも活用できることをご存じでしょうか?

仕切り板は台風やそれに伴う飛来物で壊れる事が多いため保険での活用が可能です。細かく決まっているわけではないですが、台風などとは関係なくその地域で最大瞬間風速20m以上の風が吹いた場合に風害の被害と保険会社が認定することが多いです。

また保険の内容によっては20万円以上の被害でない場合は保険承認されても下りない保険内容も存在する為、一回の被害を受けたときなるべく多くの申請箇所を出すことをお勧めします。

またこの20万以上おりないフランチャイズ方式に関して紹介している記事もありますので参考にしてください。

火災保険は【盗難】でも申請できます

保険を最大限まで活用するためには上記の通り、いかに多くの箇所を申請するということであり、それはどの箇所が保険適用できる箇所だと知識を持っていることが一番需要です!

隔て板は壊れたとき入居者からの連絡も来る確率は高いので申請を知っていた方も少なくないと思います!では台風で隔て板が壊れたと連絡があった時同時にどのような個所をチェックすればいいのか?実際に事例とともに見ていきましょう!

実際会ったマンションの事例(千葉県)

この物件は不動産オーナーから直接依頼をいただいた案件でした。そもそも前提条件が台風で隔て板の破損があり345,000円保険が承認されていて、特に自覚症状がないので保険が使える箇所はないと言われていた物件でした。

では私たちプロが見るとどんな申請箇所があったか見ていきましょう

RC物件 火災保険承認

見つかった被害箇所

①駐輪場の屋根の被害

主に強風や雪で被害を受ける事が多いです。民間の火災保険は建物だけではなく敷地に補償がされているため、駐輪場などでも活用が可能です。

駐輪場

駐輪場 被害

②駐輪場の裏手の雨樋

こちらも上記同様敷地に補償があるため適応可能です。

駐輪場の樋

③フェンス破損

敷地内の被害で活用ができます。こちらは以前に別の記事でも少し詳しく書いていますので参考にしてください。

【フェンス】の修理は当て逃げ・雪でも火災保険が使える可能性が・・・

フェンス破損

フェンス破損

④外壁のタイルの破損と剥離

外壁は飛来物により被害が出ていることが多いです。また高所の作業であれば足場の被害も認められます。

タイル破損

ではこの隔て板が既に34.5万円認められていたものがそのくらい追加申請で下りたのか見ていきましょう。

追加申請 証明書

 

承認金額

建物保険金:1,772,874円

臨時費用:177,288円

計 1,950,162円

 

まさかの隔て板の何倍も保険承認がされました。

このこのように有効な申請箇所をしていれば、保険の承認金額は飛躍的にUPします。

 

今回のPOINT
  • 隔て板は台風被害を受けやすい箇所
  • 隔て板は火災保険を使う事ができる
  • 使う際は別の箇所も申請することで金額を飛躍的に上げる事が可能

 

今回は隔て板についてピックアップしましたがいかがだったでしょうか?

またマンション・アパートは申請箇所はまだまだ多くあり、他の申請箇所も知っているだけで承認金額がUPする可能性がありますのでもしよかったら参考にしてみてください。

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【申請テクニック】って本当にあるの?火災保険申請のコツ

また被害がある、自覚症状はないけど気になるといった方は是非お問合せください。

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