どうして軒天に染みが出来るのか
軒天・軒裏・軒天井とも呼ばれますが、染みができているということは雨がつたっている。 まわっていることを意味します。
全体的な染みの場合には、中の木も腐っている可能性がある為、早急な工事が必要です。
そもそもなぜ、染み(雨漏り)するかは現場を見て漏水調査を行わないとわかりませんが可能性が多い事項はこちら
- 取り合い等からの吹き込み
- 屋根
- 増築部
- 外部要因(自然災害・飛来物など)
雨漏りの場合は、しっかりとおおもとの漏っている原因を修理しないとまた漏ってくるので意味がありません。
そもそも軒天とは
軒天という単語をご存知でしょうか??
以前に塗装工事等行った方であれば項目に含まれていることも多いのでご存知かもしれません。
画像を見ていただければ分かると思いますが端的に言うと軒の裏側部分の事です。一般住宅でいうと三角屋根が家から出っ張った部分の裏側を指します。住まいを長期的に守るための重要な役割をもっています。当然使われる素材によって特徴が異なります。代表的なものを2つ挙げます。
ケイカル板と合板・ベニアに分かれている
・ケイカル板(ケイ酸カルシウム板)
軒天の材料として非常によく使われます。合板で有り特徴として
軽量・耐久力・優れた耐火性・耐水性が特徴です。今現在アスベストは使用を禁止されているので、ノンアスベストを使用するのが主流になっています。
・合板・べニヤ板
昔よく使われていたので、築年数の古い家には使われている事が多いです。合板は薄い木の板の重ね合わせで非常に軽いです。しかし、耐久性が高くないので、あまり目立たない、耐久性を求められない軒天に使われる事が多かったです。ただ、耐火性、耐水性にはそこまで優れていないので、近年はケイカル板を使う事がほとんどです。
しかし工事費用が安いため今でも工事費用を減らすために使われることは多々あります。
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軒天の役割
外壁から外側に出ている屋根の部分の軒天というのは、デザイン性だけでなく、住宅の外壁に直接風雨が当たらないようにする役割があります。直接風雨が当たると内部に雨が染みこんでしまいます。雨漏りの原因になる事はなくても外壁の窓枠の下の部分に黒いシミが出てくるケースが多くあります。
またそのような状態が続くと外壁にヒビが入る原因になってしまいます。家内部の雨漏りに比べ自覚症状が少ないので意識してみてみないと気づかない事が多いです。また軒天の一部分が他の箇所より黒っぽく見える、もしくはカビが生えている、などは屋根からの水分が原因です。逆に軒天を意識してチェックすれば屋根の異常を素早く察知することにも繋がります。
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軒天を工事する代金はどれぐらい
地域等や工事内容によっても差はありますが屋根の軒天(軒下、軒裏)の塗装による
- 補修工事には30平方メートルあたり約10万~12万円の費用
- また、別途で足場を作る必要があります。足場にかかる費用の相場は約10万~15万円
- 合計すると約20万~27万円かかります。
軒天の染みの工事代金を安くするには!?
加入している火災保険を活用するのが一番お得。軒天の染みが出来る要因としての自然災害であれば降りる可能性が非常に高いです。
また軒天が飛散等の大きな被害ではなく、板にクラック(ひび割れ)などが出ている場合にも承認される場合があります。
また保険の活用できる範囲は広いです。
軒天以外被害の自覚がなかったとしても、建物全体を調査する事により火災保険の承認金額を底上げする事が可能です!!
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記事監修:矢島 弘子 |
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火災保険請求・地震保険請求アドバイス業務に従事。年間200棟の調査を13年間継続して行い、建物調査後の損害鑑定人との立ち合いや交渉も行っている。外部の敷地内の申請はもちろん室内の汚損・破損の申請や給排水設備の申請も得意とし、家財保険かけている方が知らないスーツのアドバイスなども行っているニッチな部位はCV(問い合わせ率)は良い気がします |