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凍害は保険が使えない!?申請の工夫でその被害おりるかもしれません!!

凍害は保険が使えない!?申請の工夫でその被害おりるかもしれません!!

みなさん【凍害】という建物の被害をご存じでしょうか?

私も関東出身なので馴染みがなかったのですが、寒冷地だと良く起こるメジャーな被害であり、青森や岩手などですと凍害といっても通じる事が多いです。

屋根や壁が含んだ水分が、急激な気温低下で凍ったり溶けたりを繰り返すことによって生じる損傷です。

凍害の恐ろしいところは突発的ではなくジワジワ建物を蝕むため、住んでいる方でさえ気づけなかったり、実被害が出てしまったときには広範囲にわたり修繕を行わないといけない部分にあります。

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凍害とは?凍害の基礎知識

凍害は字の通り、急激な温度低下で屋根や外壁の含んでいる水分が凍ったり、溶けたりを繰り返し建物に被害を与えます。

主に寒冷地でよくみられる被害であり地元地域では『凍て割れ』と呼ばれることもあります。

 

凍害の被害の厄介な理由・・・

①突発的に被害がないため、目に見えにくく、ジワジワ建物を蝕むため住んでいるかたですら早期発見が難しい。

②被害箇所によっては被害箇所の外部ではなく内部から被害を受けているため、被害が見つかった時には深刻な被害になってることも。

 

凍害が発生しやすい被害箇所・・・

①屋根の漆喰の損傷

風災とは違い、凍害の場合は建物全体に被害をもたらすことが多いです。

漆喰風災被害

②屋根が欠ける

大きな割れが出るといったわけではなく、写真のように角部分だけ欠けてしまったりするケースが多いです。

火災保険 屋根の欠け

③サイディングや外壁目地の被害

  • 目地の部分がはがれてしまう被害
  • 外壁の表面が剥がれてしまう被害
  • 表面が崩れる被害

目地被害

④その他

凍害は水分が凍ったことによる被害のため、水回りは凍害を受けやすい傾向にあります。

  • 換気口付近の壁が剥がれたり、膨らむ被害
  • 風呂・トイレ・キッチンの外壁の剥がれたり、膨らむ被害

凍害は保険申請対象外!?

結論から凍害は火災保険申請の対象外です。

約款に書いてないからといえばそれまでですが、火災保険で下りないのは凍害の起こる過程と原因にあるかと思います。

まず凍害の被害の過程としては突発的な被害ではなく、だんだん被害箇所に損傷を与えていくため、事故日を特定する事ができません。

この事故日を特定できない事が火災保険とは相性が悪く、これは雨漏り等の被害にも同じことが言えます。

また起こる原因も下りない要因といえます。凍害はもちろん自然災害によるものですが、例えば瓦の被害であれば経年劣化により塗装が薄くなってしまうと含まれる水分も多くなり凍害に発展する可能性が高まるという観点から経年劣化が原因が含まれることも保険申請において不利になる要因です。

申請のやり方を工夫して寒冷地でも保険申請を活用しよう!

凍害は火災保険の活用は難しいですが、寒冷地は別の方法で火災保険姿勢を活用する事で、一部の費用を削減できる可能があります。

雪害での保険申請

やはり寒冷地で一番多い被害は雪害によるものです。

主に多いのが雨樋・カーポート・フェンスなどが該当します。また雨樋やフェンスなどは写真の撮り方を工夫しないと保険が認められない事も多いため、申請に慣れている業者を活用する事をお勧めします。

2022年の大雪での建物被害は火災保険請求相談センターへ

【フェンス】の修理は当て逃げ・雪でも火災保険が使える可能性が・・・

また雪害の場合注意したいのが事故は積雪ではなく降雪で判断されます。

積もった量ではなく、降った量で判断するといった事ですが、何を伝えたいかというと雪かきを怠って凍ったん場合、雪が積もったときより、重量は重くなります。

雪が凍ってその重みによって起こった被害は雪害に認定されませんので必ず雪かきは行いましょう!

雪かきの際誤って壊してしまった被害は保険活用できる!?

先ほど雪かきが大切とお伝えしましたが、雪下ろしの際屋根を損傷させてしまったというケースを今まで何件かお聞きしました。

屋根の健康を保とうとして雪下ろしをしたら、屋根を壊してしまったという事は本末転倒とも言えますが、このような際にも火災保険の【破損・汚損】が適用できます。

【破損・汚損って何!?】不測かつ突発的な事故でも火災保険適用できます

今回のまとめ

このような形で火災保険は範囲・保険内容ともにカバーしている範囲が皆さんの認識とギャップが大きい商品と言えます。

これからも様々な活用方法を載せていくのでまだ他の箇所の活用法は他の記事もチェックしてみてください。

また調査や保険申請の相談も随時承っております。

【株式会社火災保険請求相談センター】の火災保険申請サポートとは?

【申請テクニック】って本当にあるの?火災保険申請のコツ

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記事監修:矢島 弘子


火災保険請求・地震保険請求アドバイス業務に従事。年間200棟の調査を13年間継続して行い、建物調査後の損害鑑定人との立ち合いや交渉も行っている。外部の敷地内の申請はもちろん室内の汚損・破損の申請や給排水設備の申請も得意とし、家財保険かけている方が知らないスーツのアドバイスなども行っている築古戸建てであれば数百万で購入ができるので複数棟所有のオーナー様、コンテンツ書いてほしいと希望があり監修
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