公開日:2022年1月8日
雨水があたりにくい矢切り部分は換気口をつけている建物も多くあります。
しかし突発的な風の向きによって換気口から雨漏りしているので火災保険でお金を残したいとご依頼を頂きました。
そこで現場確認を行わせて頂いたところ
矢切り部分の換気口から確かに室内に侵入した雨水が染みとして和天井に出ていました。
そんなやり取りを現場で行って際に、矢切りって何?という話になったので今回はこの矢切りについて書きます。
建物診断と火災保険の活用を推進しております。
自然災害での被害を自覚されている方、過去3年以内に被害の工事を行った方はご相談ください。
火災保険金が受け取れる可能性があります。
建物を診断後、火災保険が認められない場合、お客様から費用をいただいておりません。
※一部地域は対象外の場合もございます。詳しくはお問い合わせください。
【2021年では200件以上の建物調査を行い 93%以上の確率で平均120万円の火災保険金・地震保険金】が受給できました。
※被害自覚なくても無料点検オススメします
【TEL問い合わせ7:00~20:00年中無休※タップで電話できます!】
【24時間メール対応中!年中無休!タップでお問合せフォームへ】
屋根と外壁の境い目にある、白い△の部材
築年数の経った住宅を見ると、切妻屋根の妻側(への字に見える方)と外壁の境い目に、
何やら△の形をした白い部材が付いています。
最近建築された住宅にはあまり見られませんが、昭和の頃の家々の風景としては、とても馴染みの深い部材でした。
なぜ最近少なくなったかというと昭和の建物では、
瓦が中心になり複雑な屋根の形状であればあるほど、〝こっている〟という風に裕福なイメージが付くので好評でした。
鬼瓦などもそうですが、屋根のてっぺん部分の、ノシ瓦も枚数が多いほど工事費も高く同様にイメージが良い時代でした。
たとえば「ドラえもん」に登場するのびた君の家には、切妻屋根と壁の境い目に、やはり白い△の部材が付いていますよね。
子どもたちが家の屋根を三角に書くのは、もちろん屋根が三角だからというのもありますが、
この△部材のイメージも影響していたかもしれません。
矢切りは、屋根に力を伝える役割がある
そんな親しみのある△部材ですが、いざ
「何という名称?」
「何のために付いている?」
と聞かれると、答えられない人も多いのではないでしょうか?
実はこれ、建築用語で「矢切り」(または屋切り)と呼ばれている部材なのです。
矢切りは雨があまりかからない箇所なので、外壁とは仕上げを変えることが多く、そこに換気口を付けたりします。
矢切はただ単にアクセントとして付いているわけではなく、屋根に力を伝える大切な役割があります。
矢切りの漆喰が、剥がれ落ちてしまったら?
築年数の経った住宅の中には、矢切りの部分が漆喰の壁になっている住宅も数多くあります。
この漆喰が、台風の強風などによってボロボロと剥がれ落ちてしまう場合があります。
そんなときは、漆喰が剥がれ落ちた原因が自然災害だと判断されると、火災保険を使って実質0円で修繕ができる場合があります。
ただし、漆喰が剥がれ落ちた原因が経年劣化によるものであれば、火災保険は適用になりません。
火災保険が適用になるかどうかは、株式会社火災保険請求相談センターにみてもらえばはっきりとわかります。
もちろん、矢切りの部材が漆喰以外の場合も、同じように自然災害が原因であれば火災保険の対象となり、
経年劣化が原因であれば火災保険の対象とはなりません。
【TEL問い合わせ7:00~20:00年中無休※タップで電話できます!】
【24時間メール対応中!年中無休!タップでお問合せフォームへ】
「矢切り」の換気口から雨漏りがしたら、どうしたらいい?
矢切りの部分に換気口が付いているお宅が数多くありますが、この換気口から雨漏りがするケースもあります。
外壁と換気口との重ね目などから雨が横走りし、家の中に侵入してしまうのです。
もともと矢切りは屋根に守られて雨が入りにくくなっているのですが、
暴風雨などのときに外壁と換気口の重ね目に不具合が生じると、雨が侵入してしまうことがあります。
その場合は、換気扇を修繕したり、外壁と換気口の接点部分を改善しなければなりません。
接続部分だけの簡易補修だけであれば数万で行えます。
但し、危険作業の場合に足場設置や高所作業車が必要なケースには10万円前後の費用がかかる建物も有ります。
その際も、自然災害が原因と診断された場合は、火災保険の対象となります。
矢切りの破損や雨漏りでお悩みの方は、無料調査相談ください
「矢切りが壊れてしまった」
「矢切りから雨漏りがある」
「矢切りも含めて塗装を考えている」
といったお悩みをお持ちの方は、火災保険請求相談センターにご相談いただければ、豊富な経験な業者経験者がうかがいます。
また火災保険は、台風や地震・雪・雨・ひょうなどの自然災害による被害の場合は、申請をすることができますのでご安心ください。
お問い合わせでは保険請求以外にも、ご紹介としての【仕事】依頼も受け付けております
矢切りに関するまとめ
火災保険による修繕の中で最も多いのが、屋根の修繕です。
屋根は台風や雪・ひょうなどの被害を非常に受けやすい場所なので、火災保険で修繕するケースも多いのでしょう。
屋根の修繕は、屋根材や防水シートの修繕だけでなく、雨どいや破風板・軒先・そして今回の矢切りなど、さまざまな部分に及びます。
「今はまだ破損が目立たないから」と放っておくと、家の躯体にまで関わる大きな問題にもなりかねません。
住宅も人の身体と同じで、早期発見・早期治療が肝心です。
矢切り部分に気になる症状がある場合は、まずはご相談ください。
上記リンク先に弊社の概要とサービス内容が網羅されておりますが、換気口からの雨漏りや矢切り以外も、火災保険の認定部位は沢山あり、
現場でのチェックポイントも100箇所を超えます。
相談してよかったというゴールを目指して日々勉強しております。 毎日記事を書き続けている会社を2021年はみたことがありません。
1/10で4か月連続で毎日コンテンツを投稿しておりますのでHPの【お気に入り登録も是非お願い致します】
【TEL問い合わせ7:00~20:00年中無休※タップで電話できます!】
【24時間メール対応中!年中無休!タップでお問合せフォームへ】
記事監修:矢島 弘子 |
---|
火災保険請求・地震保険請求アドバイス業務に従事。年間200棟の調査を13年間継続して行い、建物調査後の損害鑑定人との立ち合いや交渉も行っている。 外部の敷地内の申請はもちろん室内の汚損・破損の申請や給排水設備の申請も得意とし、 家財保険かけている方が知らないスーツのアドバイスなども行っている 東京都小金井市市周辺でも2021年10月7日の地震被害はあり、 関東圏であればどこでも無料点検はすぐにご依頼ください。 損はさせません。 |