公開日:2021年12月25日
金属屋根とは、薄く加工した金属板で造られた屋根のことです。
一般家庭から大企業の工場まで、幅広く採用されています。
「金属屋根ってどんな種類があるの?」
「金属屋根にはどんなメンテナンスが必要なの?」
この時間では、上のような基本的な疑問について解説していきます。
後半では金属屋根の具体的なメンテナンス方法と費用相場を説明していますので、ぜひ最後まで目を通してみてください。
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金属屋根のメリット・デメリット
金属屋根には複数のメリットとデメリットが存在します。
使用する金属の種類によっても細かく異なりますが、まずは共通する特徴をおさえていきましょう。
金属屋根のメリット
メリットは3つあります。
1. 軽量
2. 加工しやすい
3. 耐久性が高く雨漏りに強い
1つ目のメリットは、軽量であることです。
窯業系やアスファルト系の屋根材と比較して、金属屋根に使用される亜鉛、スチール、アルミニウムといった素材は非常に軽いです。
軽くて強度が高い金属を屋根材にすることで、建築物の耐震性を上げることができます。
2つ目のメリットとして、加工しやすいという点があげられます。
建物の用途に合わせて、シンプルなものから曲面の多い複雑なデザインまで、様々なかたちの屋根に対応できます。
3つ目のメリットは、耐久性が高い点です。
経年劣化が少なく、素材も安価なため、維持にかかる費用を抑えられます。
金属屋根のデメリット
金属素材にはデメリットも存在します。
1. 遮音性が低い
2. 断熱性が低い
3. 錆びやすい
1つ目のデメリットとしては、遮音性が低いため防音には向かず、屋根を打つ雨の音が気になる点です。
ただ、雨はさほど大きな音ではありませんし、天井との間に防音材を置くなどの対策もできます。
2つ目のデメリットとしては、断熱性が低いという注意点があります。
金属の屋根材は熱伝導率が高いので、建物内の熱は逃げやすく、こもりにくくなっています。
冬場などは、熱が溜まらないために建物の中が冷え込みやすいです。
断熱材を仕込む、断熱に優れたガルバリウム鋼板を採用する、などの対策があります。
3つ目のデメリットとしては、錆びやすいことが挙げられます。
錆びた部分から穴があき、雨漏りが発生するおそれがあるでしょう。
ただしチタンやステンレスなど、錆びに強い金属屋根材も存在します。
最近は屋根材の改良も進み、断熱性や防音性も改良されていますので、金属屋根のデメリットは少なくなってきています。
金属屋根の種類と耐用年数
金属屋根は、素材によって主に5つに分類されます。
以下でまとめてみました。
トタン屋根
耐用年数:10~20年
鉄板を亜鉛でメッキした屋根材です。
工場や倉庫の屋根に多く使われています。
安価なため、倉庫から屋根まで幅広く採用されていますが、サビに弱く、熱を通しやすい欠点があります。
ガルバリウム鋼板屋根
耐用年数:25~35年
鉄板を、アルミニウムと亜鉛の合金でメッキした屋根材です。
トタン屋根より耐食性が高く、長持ちします。
他にも熱反射性に優れる、多彩な塗装が可能など、メリットが数多くあり、最近では一般家庭での採用も増えてきています。
ステンレス屋根
耐用年数:35~50年
鉄にクロム・ニッケルなどを含んだ合金の屋根材です。
耐久性・耐食性に優れていますが、価格が高い難点があります。
銅板屋根
耐用年数:40~50年
銅板屋根の特徴は加工のしやすさです。
複雑な形状のデザインをかたどることができ、神社や仏閣といった和風建築の屋根に多く採用されています。
錆びると、「緑青」という銅素材特有の変色が発生します。
チタン屋根
耐用年数:50年以上
軽量で、金属屋根の中でも特に耐久性に優れているのが特徴です。
長持ちするという利点がある一方、加工が難しく、高価なのが難点でしょう。
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金属屋根の形状
金属屋根で利用する屋根の葺き方には主に以下があります。
縦葺き 横葺き 平葺き 瓦葺き 折半 |
それぞれチェックしていきましょう。
縦葺き
屋根材のつなぎ目(ハゼ)が、縦じまになっているのが縦葺きです。
棟から軒先まで障害がないので、雨水が溜まりにくいのが特徴です。
雨漏りのリスクが少ないため、緩い勾配の屋根にも採用されます。
ハゼの形状によって、キャップ型、嵌合型、瓦棒型、フラット型などにさらに分かれます。
横葺き
横葺きは、屋根材のつなぎ目が横じまになる形状を指します。
デザインのバリエーションが豊富で、和風洋風を問わず、様々な形状の屋根に採用されています。
横葺きはつなぎ目から雨水が侵入しやすいため、緩い勾配の屋根には向きません。
表面に段差のある「段葺き」と、凹凸の少ない「平葺き」に大別されます。
瓦葺き
金属板をプレス加工し、瓦の見た目を再現した形状のことです。
本物の瓦より経年劣化が小さく、メンテナンスの手間がかからない利点があります。
折板
鋼板を折り曲げて耐久性を強めた葺き方の屋根です。
工場や倉庫、体育館など、鉄骨製の大きな建物で採用されることが多いです。
金属屋根の修理やメンテナンスにかかる費用相場
金属屋根は他の屋根材と比較して耐久性に優れていますが、
時間が経てば変形したり腐食により穴があいたりします。
以下では金属屋根における具体的な修理やメンテナンスの工法、費用相場について解説していきます。
主なリフォーム方法にかかる費用の相場を先に表で作成しています。
後ほど、業者に依頼する場合の注意点も書いていますので、ぜひ参考にしてみてください。
部分修理
錆びが発生して穴があきそうだったり、経年劣化で屋根材が浮き上がっていたりする箇所には、部分補修が必要です。
屋根の穴埋めにはコーキング材を用います。
金属屋根の場合、日光で熱くなりやすいですから、耐熱性のあるコーキング材が適しています。
小さな穴埋めであれば数千円の材料費で済みますが、大規模な補修が必要なら業者に頼んだ方がよいでしょう。
修理箇所が大きい場合は、破損が進行しないようにブルーシートで覆ったり防水テープを貼ったりするなどして保護しましょう。
雨漏り
金属屋根の雨漏りは、継ぎ目(ハゼ)が変形して浮いたり、錆びて穴が空いた箇所から雨水が侵入したりして起こります。
雨漏りを自力で修復する場合は、耐水性のあるコーキング材を選びましょう。
特に注意が必要なのが「板金」と呼ばれる部分です。
雨水の進入を防ぐために、屋根の頂上や端に取り付けられているのが板金です。
屋根自体の耐久性が高くても、板金が弱ければ雨漏りの発生リスクは高まります。
板金がトタンといった腐食に弱い材質の場合、早ければ10年ほどで錆びが進行し、雨水が漏れることがあります。
もともと金属屋根は継ぎ目が少なく、雨漏りに強い構造です。
そのため、ステンレスやガルバリウム鋼材など、耐食性の強い金属を板金の素材に選ぶことが雨漏り対策となります。
外部に修理を依頼する場合は、金属屋根か板金の専門業者を選ぶとよいでしょう。
葺き替え
葺き替えとは、古い屋根を撤去・解体して、下地から素材まですべて新しい屋根に取り換える工事のことです。
屋根のデザインを変更して、住宅の外観を一新できます。
また、下地から修繕するため、以降のメンテナンスの手間を減らし、家の寿命を延ばすことにもつながります。
一方で、大規模な作業なために工期が長くなる、費用がかさむといった難点があります。
新しく取り付ける屋根材には、主にガルバリウム鋼板が採用されます。
金属材であるガルバリウム鋼板は軽く、また重心が安定するので、建物の耐震性の向上に役立ちます。
ガルバリウム鋼板に葺き替える場合、1平方メートルあたり、6,000~9,000円の材料費がかかります。
加えて、古い屋根の撤去費用や下地の修繕費が加わることで、
葺き替えの費用相場は10,000~15,000円(平方メートル単価)となるでしょう。
100平方メートルの屋根なら、おおよそ100~200万円です。
複雑なデザインの屋根の場合は200万円を超えることもあります。
また、古い屋根がアスベストを含んでいた場合、別途で処理費用がかさみます。
葺き替え工法は既存の屋根材の種類や新しい屋根の形状によって大きく費用が変わるでしょう。
業者に依頼する場合は、複数の会社に相談して相見積もりを取るとよいでしょう。
カバー工法
現在の屋根の上に、新しい屋根を重ねる方法を「カバー工法」と言います。
屋根の撤去作業を必要としないため、葺き替え工事に比べて短期間で済み、工費を抑えられるメリットがあります。
屋根が二重になるため、家屋の防音性・断熱性・防水性も高まります。
一方、重量が増えるため、耐震性が低下する難点もあるでしょう。
そのため、葺き替えと同様に、新しく重ねる屋根には軽量な金属屋根が用いられることが多いです。
安く済むのが利点のカバー工法ですが、古い屋根の下地が痛んでいると、施工後に雨漏れが発生する恐れがあります。
安くカバー工法をしたつもりが、結果的に葺き替えよりも費用が高くなるケースがある点は注意しておいたほうがよいでしょう。
そもそも屋根の形状的にカバー工法ができない場合もあります。
カバー工法を業者に依頼する場合は、実際に屋根にのぼって下地の状態までチェックしてくれる会社を選びましょう。
カバー工法の費用相場は、100平方メートルあたり80~180万円ほどです。
葺き替えと違って撤去費用がかからず、カバーする屋根材の種類によって工事費が左右されます。
塗装
金属屋根の表面に塗られた塗料は、経年劣化によって色褪せたり剥がれたりします。
そうすると見栄えが悪くなるだけでなく、雨漏りの危険も発生します。
金属屋根は特に雨水に弱いので、耐水性を強めるためにも塗装は重要です。
熱を通しやすいという金属の欠点も、耐熱性のある塗料でカバーすることができます。
屋根全体を塗装する場合、一般家屋(塗り面積100平方メートル)で費用相場は50~70万円ほどです。
一番費用がかさむのは塗料代ですが、安いものを使うと、すぐにはがれて何度も塗り替えることとなるでしょう。
長期的な視点に立って、質のよい塗料を選ぶことをおすすめします。
塗装工事の実施にあたっては、費用を安く抑えるという点からも専門の塗装業者に頼むのが一番です。
なお、屋根の塗装と同時に外壁塗装も行うと、足場代を安く抑えられます。
屋根の葺き替えは「金属屋根」がおすすめ
金属屋根には、軽くて丈夫という大きなメリットがあります。
屋根の重量は家屋の耐震性に関わるため、地震が多い日本において、金属屋根の採用は有効な災害対策と言えるでしょう。
加工が容易なため、デザインのバリエーションが豊富な点も魅力の一つです。
錆びやすい、雨音が気になる、断熱性が低い、といった金属屋根のデメリットは、屋根材の改良により最近では目立たなくなってきています。
本記事で紹介した金属屋根の特徴とメンテナンスの注意事項をしっかり押さえておけば、安心して業者に依頼することができるでしょう。
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記事監修:矢島 弘子 |
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火災保険請求・地震保険請求アドバイス業務に従事。年間200棟の調査を13年間継続して行い、建物調査後の損害鑑定人との立ち合いや交渉も行っている。外部の敷地内の申請はもちろん室内の汚損・破損の申請や給排水設備の申請も得意とし、 家財保険かけている方が知らないスーツのアドバイスなども行っている 2021年10月7日の地震被害はあり、関東圏であればどこでも無料点検はすぐにご依頼ください。 損はさせません。 2021年も終わりが近づいてきました。 今年も忙しく来年も忙しく突っ走っていきます |