2020年11月30日 公開
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雨漏り修繕工事において「悪徳業者」と「優良業者」の違いは何なのか徹底解説!
日本は、夏から秋にかけて台風シーズンに入ります。台風により雨漏りが起こるリスクが高まりますし、実際に雨漏りが起きて困ったしまった、ということもあるでしょう。そのときは、雨漏り修理を業者に依頼することになりますが、実は屋根の修理業者に関しては、業界の中でも悪徳業者が多いといわれています。
しかも、屋根について詳しく知っているということは、専門職でない限りなかなかないでしょう。
一般人ではわかりにくい屋根の構造や雨漏りが起こる仕組みを悪用し、詐欺や手抜き工事をして費用をだまし取ろうとする悪徳業者にあたってしまうと、トラブルになるだけです。
そこで今回は、悪徳業者を避けて優良業者を見つけ出すために、見分ける方法を紹介していきます。
雨漏り工事で選んではいけない悪徳修理業者とは?
選んではいけない雨漏り修理の悪徳業者には、わりとわかりやすい特徴があるので、その特徴を把握しておくことで、悪徳業者を避けることができます。一番わかりやすいのは、訪問販売を行っている業者と、電話営業で無料の屋根の点検をすすめてくる業者です。そのほかにも悪徳業者ならではの見分け方があるので、しっかりと把握しておきましょう。
また、最近はインターネットで住宅に関するさまざまな情報があふれていますが、その情報が「正しい」のか「間違っている」のかを判断するためには、知識を得ることが大切です。雨漏り工事を依頼する前に、悪徳業者の特徴を把握しておき、下記の見分け方を参考にして優良業者を見つけましょう。
ホームページを見た時の悪徳業者を見分けるコツ9選
まずはホームページで見分ける方法です。優良業者は、過去の施工実績について経緯や写真等を掲載し、基本的には「待ち」の商売をしています。しかし、悪徳業者の場合は以下のような特徴があります。
そもそもホームページが存在しない
「ホームページがない=悪徳業者」とは言い切れないのですが、残念ながらトラブルが多い業者というのは、ホームページを含めて企業情報をあまり公にしていません。現代のようにインターネットの情報が日常生活の一部になっている時代においては、ホームページは業者と依頼者を結ぶ大切なツールといえます。
業者が、健全な経営をして確かな実績を積み重ねていることをアピールするコンテンツですので、その情報が全くないということは、何かしらやましい事実があったり、わざと情報を出さないようにしていたりという疑いをかけられても仕方ないでしょう。雨漏り修理を依頼する場合は、ホームページで存在を確認できる業者の中から選ぶことをおすすめします。
ホームページが華美すぎる
ホームページに掲載されている写真が「これでもか!」というくらいに華美な場合は、見栄えだけをよくして注目を惹くためだけにホームページを活用しているケースが多いです。上述の通り、優良業者もホームページに修理方法などの写真を掲載していますが、リフォームの裏側についても見せていることが多く、華美な写真よりも修理の経過の写真を掲載しています。華美な写真ばかりでは、工事の実態が見えないので、悪徳業者の可能性は捨てきれません。
口コミの情報減源の記載がない
インターネットは非常に便利なものですが、残念ながらウソの情報も一部で掲載されています。修理業者の口コミについては、高評価の口コミであったとしても、その情報源のソースがない場合は、業者が勝手に掲載している可能性があります。誰が発信した口コミなのか、それが例えハンドルネームであっても、その情報源が掲載されているか否かで信用度は大きく異なります。業者についてホームページで調べるときには、誰が書いた口コミかもチェックするようにしましょう。
「雨漏りの再発確率は0%」などというような謳い文句を使っている
雨漏りは、住宅の工事の中でも難しい部類といわれています。というのも、雨漏りの侵入経路は無限にあり、その原因を突き止めるには確かな経験が必要になるからです。つまり、雨漏りが起こったときにすべての雨漏りの原因を突き止めておかなければ、すぐに再発する恐れがあります。
逆にいうと、再発する恐れが全くないということは、雨漏りに対する認識が甘いということになります。実際、どんな優良業者であっても、再発のリスクについての説明や保証を行っています。このように、雨漏りについては「再発可能性が0%」ということはありえないので、そのような自信満々の謳い文句を使っている業者は、悪徳業者の可能性があるというわけです。
再発確率0%が事実であれば、こんなに素晴らしいことはないのですが、完全に雨漏りを止めるためには屋根の葺き替え・重ね葺き工事という、雨漏り工事よりも高額になる工事が必要なることを覚えておきましょう。
すべての雨漏りが火災保険で補償されることを強調している
火災保険は「住まいの総合保険」と呼ばれていて、火事による被害のほか、自然災害による被害も補償してくれます。特に、雨漏りの原因として多い台風・暴風・強風などの「風災」の被害は、火災保険の基本補償に入っていることが多いので、それらによる被害で雨漏りが起きたことが証明できれば、火災保険の保険料で工事費用を賄うことができます。
しかしながら、火災保険の補償対象ではない経年劣化で起きた雨漏りの修理を申請しても、保険会社は「虚偽の申請」として扱うために、その後の申請にも影響を及ぼしてしまう可能性があります。そのため、ホームページでどんな雨漏りの修理も火災保険で賄えるような書き方をしている業者は、虚偽の申請をしてしまうかもしれません。最悪のケースですと、火災保険をあてにして契約したのに、火災保険の補償対象に認められず、費用全額を自己負担で支払うことになることもありますので注意が必要です。
メリットばかりを強調してデメリットが一切掲載されていない
「弊社は●●においてナンバーワンの実績を残しています」というような、根拠のない第1位の表記が多く、雨漏り修理の問題点などに言及されていないホームページは要注意です。もちろん、第三者機関が発表しているデータを引用した表記については事実の可能性が高いですが、例えば「地域ナンバーワン」のような具体性のない表記は、疑った方が良いかと思われます。詳細情報がない場合は、信用性が低いと考えておきましょう。
訪問販売・電話営業
訪問販売については、日本全国で注意喚起がされるほど要注意の案件です。雨漏り修理の業者においては、絶対に契約をしてはいけないケースです。しかしながら、自然災害が多発している今の日本では、訪問販売における相談件数は年々増加しているのが現状です。確かに、修理業者を探しているタイミングで訪問販売がやってくると話を聞いてしまうのかもしれませんが、危険がいっぱいです。
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見積を受け取ったときの見分け方
続いて、見積を受け取ったときのケースです。この時点で悪徳業者であることがわかれば、契約をまだ済ませていませんので何とか切り抜けられます。
高額な見積書が手書き
雨樋の交換修理やコーキングのような簡単な作業であれば手書きでも構わないのですが、10万円以上の修理ですと項目も多くなり、手書きの見積書で「一式」と表記して済まそうとする業者は、悪徳業者の可能性が高くなります。見積書は、業者からの依頼者に対する約束書のようなもので、それが「一式」で終わっている場合は、その後トラブルになるリスクが高いと思われます。もちろん「一式」の部分が別資料になっている場合は問題ありませんが、重要な施工方法・使う資材が手書きの「一式」で済まされている場合は注意が必要です。
高額な値引きで額面上の金額を安くしている
依頼者にとって値引きはありがたいものですが、それが高額過ぎるとちょっと怪しくなってしまいます。高額な値引きの目安は、修理費用の1割以上です。100万円の工事費用が95万円になっているのであれば「ありがち」というレベルですが、85万円になっていると「ん?なんでこんな値引きができるの?」と疑うレベルになります。
それだけ値引きしているということは、どこかに負担がかかっています。それが業者の利益を減らしているだけならばいいのですが、そんなことはほとんどありません。大概の場合は、下請け業者への支払いを値切っています。そうなると、下請け業者はどうしても資材のグレードを下げざるを得ませんし、人工も減らすことになるため、手抜き工事が行われるリスクが高くなってしまいます。
雨漏り修理の優良業者の特徴はココ!
このように、雨漏り業者については落とし穴がたくさんあります。しかし、事前にこれらのポイントを押さええておけば、悪徳業者の罠にかからずに済みます。ちなみに、優良業者の中には、見積書と一緒に写真や動画を見せてくれる場合もあります。
調査時の写真を見積もりに添えて説明する
火災保険請求相談センターなら、工事打合せ時に、事前に行った調査に基づいて釘浮きひとつに至るまで、丁寧に説明します。また、工事が完了した後も当然お写真を提供します。このようなホスピタリティーを持った業者に当たると、工事も綺麗に仕上げてくれることでしょう。雨漏り業者の成功の秘訣は、いかに優良業者を見つけ出すかにかかっているといっても過言ではありません。