台風後にはリフォームの詐欺が多発する!?
日本では9~10月は台風が発生と上陸が多い時期です。
近年の大型台風もこの時期に甚大な被害をもたらしています。
・2019年 9月9日 台風15号 千葉市では最大瞬間風速が観測史上第1位となる57.5m/s
・2019年 10月12日 台風19号 九州地方から東北地方にかけての広い範囲での大雨・強風
台風の強風の建物への被害は火災保険の風災という補償で修理費を申請することが可能です。
台風のような緊急性が高い被害はその弱みをついて詐欺が横行する傾向にあります。
事前にその手口やどんな不利益が起こり得るのかを知って情報共有をし、未然に詐欺を防ぎましょう!
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台風被害に便乗した不審な電話
2019年の千葉の台風15号の際、電話によるリフォーム詐欺の電話が横行しました。
そのとき多かった手口を説明していきます!
火災保険を利用した悪徳業者
台風の建物被害は火災保険を正しく活用することによって修繕費を賄うことが可能です。
しかし火災保険のリフォーム・修繕をうたった悪徳業者が横行していることも事実です。
決して火災保険を活用できるイコール詐欺だとは決めつけず
実際火災保険を活用する悪徳業者にはどんなケースがあるのかを知りましょう!
先に工事に入ってしまうケース
具体的に簡潔に伝えると【保険申請したら100%承認されると言われ保険が承認される前に工事に張ってしまうケース】です。
『台風後は緊急性も高いので問題ないのでは?』と思うかもしれませんが、
火災保険は一般的に工事の前に保険会社に見積もりを提出して、金額が決まります。
それで勘違いしてはいけないのが提出される金額が100%認められるわけではありません。
それにより先に工事に入ってしまったため、その差額を請求されるといったトラブルが台風時には頻繁に起こっています。
通常の申請であれば承認まで1~2か月です。
台風のような緊急時であっても提出から早くても1週間前後は時間がかかります。
雨漏りなど緊急性が高い場合はブルーシートなどの簡易養生をして火災保険の活用を考えているようであれば、どうしても先に工事をしなければならない場合は保険が承認されなかったときはどうするのか?
必ず確認を取ってから進めることをお勧めします。
火災保険請求相談センターでは火災保険の申請前に下りた金額以上の金額は請求しないという内容の契約書の締結を行い、
なおかつ保険申請から減額されてしまった場合は工事内容を縮小や変更をして差額の請求は致しません。
わざと建物を壊して保険申請をかける手口
この言葉通りの手口で
屋根に上った際に被保険者が見ていないところで瓦を壊したり、棟板金をわざと曲げて申請するケースです。
以前ミヤネ屋で火災保険の申請サポートが取り上げられた際にも問題になりました。
かなり、悪質な手口であり、当然保険申請後は保険会社の審査が入るため、
台風被害ではない場合は認定されないどころか本当に被害があった箇所も保険が下りなくなってしまう危険性があります。
またこれは当然調査した業者が罪に問われますが、中には
『板金の曲がりが中途半端なのでおりやすいように曲げて申請をかけますね!』といったような事を被保険者にいうケースもあり、
これにしたがってしまうと家主本人が詐欺になってしまう可能性もあるので十分気を付け、
また壊す提案をされたら即座に業者を変えましょう。
また壊すまではやっていなくても事故が起きているような角度などで写真を撮るケースもあるようです。
申請の代行をする!?
こちらは営業に来た段階で未然に防ぎやすい事項なので、ぜひ確認を徹底してください。
一見何の代行の事なのかと思ったかと思いますが、原則火災保険の申請の手続きの代行は保険の代理店業務を行っていないとすることができません。
そのため業者が保険申請の電話を業者が代行して行ったり、申請の書類を代筆などを行うことはできません。
ですので、代わりに全部やりますといった事を言われたら即座に断りましょう!
冒頭でもお書きしましたが、この事項は契約前、調査前に流れを聞くことで確認できますので、
悪徳業者なのか判断するためにも『御社が代わりに申請をしてくれますか。』といった質問はあえて言ってみるのも効果的です。
高額な調査費用の請求
台風で一番被害を受けやすいのは屋根ですが、屋根の被害は意外と自覚するのは難しいです。
住んでいる方が気づくには棟の板金・瓦が敷地に飛散していたり、軒先の瓦のズレなどです。
上記の写真の瓦の上部の割れやズレなどはプロの調査でなくては見つけることは難しいです。
しかし調査のみで高額の費用を請求されるケースがあります。
調査そのものの費用が高額で工事をしなかった場合でも今台風の時期なので人工が足りないなど理由をつけられ調査費用のみで5万円以上請求されるケースや、
通常であれば調査には必要ない足場をわざわざ立てて足場代を請求されるケースです。
法外な手数料などの請求
そもそもな根本的な部分ですが、契約書の説明や契約書なしでサービスが進めいている業者は注意が必要です。
また契約書の内容はしっかり確認をしましょう。
火災保険の申請サポートは成功報酬型で下りた金額に対して何パーセントといったような形で報酬が発生するケースが一般的です。
会社の規模により一概にこのパーセントだけで判断するのはあまりよくですが、
目安として成功報酬が40%を超える会社は注意した方がいいでしょう。
また調査をして申請しなかった場合、調査の違約金が発生する会社もありますので、
契約書の確認と営業を担当した方に直接訪ねてみるのも効果的です。
このケースも一概には言えないですが、下りた金額で工事ではなく成功報酬のみの会社は工事知識が乏しい可能性が高く、見積もりのクオリティーの低い可能性があります。
そのためもし承認された場合には工事の対応も可能か?聞いておく事も1つの指標になります。
ブルーシート詐欺(養生詐欺)
台風などの大型の被害の際は雨漏りが併発して起こってしまうこと多いです。
そのような緊急性が高い場合はブルーシートや土嚢を使って被害のある部分を覆うことにより一時的に雨漏り・雨染みを止めることができます。
そのブルーシートの養生の高額請求をするのがブルーシート詐欺です。
金額が決まっているものではないですが、工事をその工務店で受けるのであれば手間賃用含め10,000~20,000円程度、
養生のみでの依頼だとしても、㎡あたり300~500円であり、一般的な住宅であれば50,000~60,000円前後が一般的です。
ブルーシート詐欺の業者は100,000円以上の請求される事も、なぜ高額でも払ってしまうのか?
それは大型台風の際はどの業者も込み合ってしまい、知り合いなどの贔屓の業者がいない場合1か月以上来れないという状況も・・・
雨漏りは放置していると木材だと腐食も進むため、金額相場を調べすあとから高額請求だと気づくといったケースも少なくありません。
電話だけではない・・・
台風のような緊急性が高い被害の際は電話だけではなく、飛び込みなどの営業で詐欺が行われるケースも少なくありません。
悪質なケースですと中には市の職員を装ってくるケースも報告されています。
手口としては上記でお書きしたような場合と似ているので知識をつければ防ぐことができると思います。
しかし、飛び込み営業の場合、
『今壊れているのが見えるのですぐ契約してください!』『このまま放置すると大変なことになります。』など煽られる事も多いため、心配の際は必ず第三者に意見を求めましょう。
また飛び込みは営業のときは名刺をもらう事もでき、判断材料が増えるため詐欺を防げるポイントも増えます。
飛び込み営業の詐欺についても下記の記事でピックアップしていますので、参考にしてください。
台風時の保険申請は火災保険請求相談センターに!!
2019年の大型の台風から火災保険申請をしている会社は年々増え続けているため、もし今年大きな台風が被害をもたらした際には、過去より火災保険申請によるトラブルが増えることが予想されます。
そもそもこのサービスはお客様の保険申請が最大限承認されるようサポートするのが最優先の目的であり、専門的な申請の知識がなかったせいで個人で申請するより、保険の承認額が下がってしまったといったケースもあります。
それを少しでも防ぐためにどんな詐欺の手口があるのかの確認をしましょう。
火災保険請求相談センターでは7年以上火災保険申請を行っており、効果的な見積もりを作ることが可能です。
建物診断と火災保険の活用を推進しております。
自然災害での被害を自覚されている方、過去3年以内に被害の工事を行った方はご相談ください。
火災保険金が受け取れる可能性があります。
建物を診断後、火災保険が認められない場合、お客様から費用をいただいておりません。
※一部地域は対象外の場合もございます。詳しくはお問い合わせください。
【2021年では200件以上の建物調査を行い 93%以上の確率で平均120万円の火災保険金・地震保険金】が受給できました。
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またフリーダイアルもございますので今見てもらっている業者が不安など、お気軽にお問合せいただければ幸いです。
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記事監修:矢島 弘子 |
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火災保険請求・地震保険請求アドバイス業務に従事。年間200棟の調査を13年間継続して行い、 建物調査後の損害鑑定人との立ち合いや交渉も行っている。外部の敷地内の申請はもちろん室内の汚損・破損の申請や給排水設備の申請も得意とし、 家財保険かけている方が知らないスーツのアドバイスなども行っている 埼玉県春日部市市周辺でも2022年6月3日のヒョウ被害があり 、関東圏であればどこでも無料点検はすぐにご依頼ください。 損はさせません。 |