更新日:2023年6月29日
「火災保険の鑑定人はどうして必要?」
「火災保険の鑑定人立会い審査で落ちてしまった時はどうすればいい?」
火災保険の申請をしようと考えている方の中には、このように悩んでいる方もおられるのではないでしょうか。
結論、鑑定人の8割が保険金の減額目的で立会います。
本記事では、鑑定人の必要性や少しでも多く保険金が下りるようになる方法を紹介しているので最後までご覧ください。
火災保険の申請について少しでもお悩みの方は火災保険請求相談センターまでお気軽にお問い合わせください。
火災保険のプロが、少しでも多く保険金を受け取れるようあなたをサポートいたします!
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火災保険における損害保険鑑定人が立会いをする役割
損害保険登録鑑定人の役割は、支払い保険金を適正に算定することです。
特に、火事や自然災害など火災保険の補償対象となるような被害が住宅に出た後に、保険会社の要請を受けて調査・鑑定を行い、損害額の算定を適正に行う「損害鑑定」がメインの業務です。
鑑定人の立会いを含め、火災保険ついて少しでも不安やお悩みがある方は火災保険請求相談センターまでお気軽にお問い合わせください。火災保険のプロが、少しでも多く保険金を受け取れるようあなたをサポートいたします!
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適正な保険価額を算定する「評価鑑定」も重要な業務
立会人は「評価鑑定」も重要な業務の一つです。
「評価鑑定」とは、保険会社と火災保険の契約を結ぶ時に、事前に保険対象物の鑑定を行い適正な保険価額・保険金額を算定する業務です。
最後に、精神面の部分ではありますが、中立・公平・公正な立場を忘れずに業務を行うことが求められます。
損害保険登録鑑定人は保険会社の要請で鑑定を行いますし、保険会社と同族グループの場合も多いので、第三者機関としての考え方(中立・公平・公正)が求められます。
損害保険の鑑定人は常に中立・公平の立場を貫き、私情を挟まず対象物そのものの価値を算定し、保険会社・依頼人の両方にとって不利にならないような鑑定をしなければいけません。
火災保険で損害保険鑑定人が立会いになると言われたら8割は減額目的
残念ながら、鑑定人の8割は「減額目的」で鑑定をします。
損害保険登録鑑定人とは「損害額・保険価額算定のプロフェッショナル」のことで、職務としては公平公正な鑑定を行うことが求められています。
しかし、保険会社の元役員が設立した鑑定会社に鑑定を依頼することで保険会社に忖度した鑑定がされてしまうことも少なくありません。
立ち合い日に遅刻をしてくたら120%満足いく金額が提示されます
立会人が遅刻をしてきたら、120%満足のいく金額が提示されやすいです。
被害の原因がわからない場合、この現場にきた鑑定人さんもしくは、その鑑定人が連れてくる町の屋根屋さんが決めます。
当日にいくら認定されるなどは風災の場合にはほとんど言いませんが、その結果を保険会社は伝えるだけなのです。
そのため、鑑定人が遅刻すると鑑定人ではない人が被害を見るため、満足のいく金額が提示されやすいです。
ただし、明らかに美観を整えるための塗装工事では多く保険金が下りることはないため注意しましょう。
また、火災保険の申請について少しでもお悩みの方は火災保険請求相談センターまでお気軽にお問い合わせください。火災保険のプロが、少しでも多く保険金を受け取れるようあなたをサポートいたします!
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日本損害鑑定協会の鑑定会社はズブズブ
こちらの写真は、2018年の大阪の台風被害です。
こちらの写真でいくらおりたでしょうか?
最終的には約750万円の認定になりました。しかし、当初お客様が申請した際にはなんと、80万円と約10分の1の金額でした。
これほどまでに、見に来る鑑定会社・担当者によって金額が異なります。
いまはもう消されておりますが、楽天損保ではこの鑑定会社も募集がありました。しかし、問い合わせしても登録されているのは他の保険会社が使っている鑑定になってしまいました。
できた当初は【良い口コミ】を広げようと被害に応じた保険金を下ろしていましたが、支払いが多すぎた結果鑑定会社を癒着した別の会社にかえてしまい、契約者が一気に減りました。
セコム損保も同様にセキリティーとの割引で一気にできた当初から2年間新規契約を増やしていきましたが、現在では支払いを免れるように築古の新規加入を断っています。
保険会社の天下り先が鑑定会社?不正な取引は何十年も続いていた
実は、「損害保険登録鑑定人が所属する鑑定会社は、保険会社の子会社」であることが多くあります。
つまり、表向きは中立・公平の立場を取る第三者機関のように見えるものの、裏では保険会社と鑑定会社が法人の親子の関係でつながっているというケースは少なくありません。
また、保険会社から損害保険登録鑑定人に対して、保険金不払いの方向へ話を持っていくように、報酬付きでお願いすることもよくあるようです。
私たち一般の被保険者にとってデメリットでしかない不正な取引が何十年間と続いていたために、何十万件という火災保険の不払いが起こっていたことが表沙汰になったこともあります。
これでは被保険者の、万が一の際の味方になるべき火災保険の意味がありませんし、保険会社と被保険者との間の公平性も保たれません。
火災保険の鑑定人立会い審査で落ちてしまった時の3つの対処法
次に、火災保険の鑑定人立会い審査で落ちてしまった時の対処法として以下の3つを紹介します。
それぞれの方法について詳しく解説します。
そんぽADRセンターに相談する
火災保険を含む損害保険の支払い(不払い)でトラブルが生じた時には、そんぽADRセンターという機関に設置するのが一般的です。
ADRセンターは専門の相談員が損害保険に関するトラブル処理を行うための一次受付窓口です。
また、保険業法に定められた指定紛争解決機関(金融ADR機関)として、損害保険会社とのトラブルが解決しない時には紛争解決の支援・和解案の提示なども行う機関となっています。
そんぽADRセンターは、金融庁からの指定を受けた中立・公正なADR機関です。
ただし、損保協会という損害保険会社とつながりのある協会が運営していることから、「あまり頼りにならない…」といった話も耳にするため注意しましょう。
第三者機関に調停を依頼する
そんぽADRセンターの火災保険の査定額が不当に低く、納得できない時は、第三者機関に調停を依頼するという方法を採る被保険者もいます。
被保険者と保険鑑定士、どちらの意見が正しく整合性のあるものなのか、第三者の目で判断してもらい、真っ当な査定額を出してもらうというものです。
過去に発覚した火災保険の不払い問題は、保険会社が保険金を支払わないためにさまざまな機関を巻き込んで行われてきた背景があります。
つまり、組織的に保険金の不払いを行ってきた損害保険会社も少なくないことから、その組織力に対抗するために必要な知識を、私たち被保険者が備えておくことが重要です。
追加書類を用意してもう1度審査してもらう
保険金の査定額に納得できない場合は、追加書類を用意して再度提出する方法もあります。
火災保険の対象であることを根拠に再度保険会社に訴えることになりますが、追加書類で結果が大きく変わることは多くありません。
ただし、新たに破損個所が認められた場合などは保険金が多く下りる可能性もあるため覚えておきましょう。
火災保険の査定額に納得できない方は、下記よりご相談ください。
火災保険申請のプロが、保険金を少しでも多く受け取れるようサポートいたします。
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火災保険の鑑定人立会い結果が不服にならないよう審査を通すコツとは?
火災保険の鑑定人立合いが不服な結果に終わらないよう、下記2点に気を付けましょう。
それぞれのコツについて詳しく解説します。
言いなりにならず主張する
火災保険の鑑定人立会いは、被保険者と保険会社が対等な立場で行う重要なプロセスです。
そのため、被保険者自身の立場を保つために主張を積極的に行うことが求められます。
火災損害の詳細な説明や保険金の支払いを求める際に、自分の意見をしっかりと述べ、その理由を明確に伝えることが大切です。鑑定人が出す意見に対して的確に反論できるように、事前に火災に関する情報や保険についての理解を深めておきましょう。
契約者本人が立会いに同席する
火災保険の鑑定人立会いには、必ず契約者本人が同席しましょう。
鑑定人が火災の状況や損害の詳細を確認する際、契約者自身が直接体験した事実や考えを伝えることで、より正確な評価が可能です。
また、自身の主張を直接伝えることで、鑑定人や保険会社の誤解を防げます。火災保険の鑑定人立会いは契約者自身の権利を守る大切な機会です。
火災保険の損害保険鑑定人に必要な資格とは?
次に、火災保険の鑑定人に必要な資格を紹介します。
必要な資格は、以下のような鑑定人の種類によって変わります。
それぞれが必要な資格について詳しく解説します。
損害保険鑑定人の資格の種類
損害保険登録鑑定人に登録するために必要な資格は以下の通りです。
- 損害保険登録鑑定人3級
- 損害保険登録鑑定人2級(※受験資格、損害保険登録鑑定人3級に登録済み)
- 損害保険登録鑑定人1級(※受験資格、損害保険登録鑑定人2級に登録済み)
下記に該当する方は受験資格に値しません。
(※)暴力団員(暴力団員ではなくなった日から5年を経過しない者を含む。)暴力団準構成員、暴力団関係企業その他の反社会的勢力(以下「反社会的勢力」)
専門鑑定人Aとして登録できる公的資格一覧
専門鑑定人Aとして登録できる公的資格は以下の通りです。
- 建築積算士/一級建築士/1級土木施工管理技士/1級建築施工管理技士/1級管工事施工管理技士
- 第一種電気主任技術者/公認会計士/税理士/不動産鑑定士/技術士/建築設備士
専門鑑定人Bとして登録できる公的資格一覧
専門鑑定人Bとして登録できる公的資格は以下の通りです。
- 二級建築士/2級土木施工管理技士/2級管工事施工管理技士/特級ボイラー技士/一級ボイラー技士
- 第二種電気主任技術者/2級建築施工管理技士/第三種電気主任技術者/第一種電気工事士
- 木造建築士/会計士補/不動産鑑定士補/技術士補
火災保険の鑑定人立会いでよくある質問とは?
最後に、火災保険の鑑定人立合いに関する以下のようなよくある質問を紹介します。
それぞれの質問について詳しく回答します。
水漏れ被害で火災保険の鑑定人が立会った場合に保険金が下りるケースとは?
水漏れ被害で鑑定人が立会った場合に保険金が下りるケースは以下の通りです。
- マンションの上の階の人が水濡れを起こし、自分の部屋の家財が故障したケース
- 自室のマンションで水濡れが起こり、下の階の方に損害が及んだケース
- マンション・アパートの配水管が故障して水漏れしたケース
- 台風により雨漏りが発生して家財に損害があったケース
水漏れ被害で保険金が下りるのは、あくまで「損害」があった部分です。
そのため、水漏れ箇所を修理するための費用などは補償されないため注意しましょう。
火災保険の審査は厳しいの?よくある否認理由とは?
火災保険は一般的に厳しいと言われています。
なお、火災保険が否認される主な理由として以下のようなものが挙げられます。
- 経年劣化
- 保険加入前からの被害
- 機能上の問題がない
- 契約内容の問題(補償対象外・免責など)
特に経年劣化や機能上の問題については自己判断が難しいケースもあるので、専門業者に見てもらうのが良いでしょう。
経年劣化か損害かの判断は鑑定人によってバラバラなの?
経年劣化か損害かの判断は鑑定人によって変わってしまいます。
ある程度の基準は設けられているものの、最終的な判断が「人」である以上、鑑定人によって判断が変わってしまうことは仕方ありません。
しかし、経年劣化によって弱くなっていた部分が災害によって壊れた場合は、火災保険の対象となり得ます。
まずは火災保険請求相談センターにご相談ください
本記事では、火災保険の鑑定人について解説しました。
残念ながら、保険会社と鑑定人は癒着関係にあることも多く、減額目的で鑑定している鑑定人は少なくありません。
火災保険相談センターでは、火災保険申請サポートから建物修理までを一貫して行ってきた実績があります。
損害保険の鑑定人に不当に低い鑑定をされないためにも、まずは火災保険請求相談センターまでお気軽にご相談ください。
少しでも多くの保険金が受け取れるよう全力でサポートいたします。
建物診断と火災保険の活用を推進しております。
自然災害での被害を自覚されている方、過去3年以内に被害の工事を行った方はご相談ください。
火災保険金が受け取れる可能性があります。
建物を診断後、火災保険が認められない場合、お客様から費用をいただいておりません。
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