空き家問題は火災保険で解決できるかも!?
以前お客様より何度か質問があったのが『空き家で火災保険は使えるのか?』といったようなご質問です。
今高齢化が進み、また人口も減っているため空き家が増えています。
国土交通省の資料によれば2013年に全国の空き家数は約820万戸、全体件数の約7分の1に及ぶというデータが出ています。
国土交通省空き家問題資料:https://www.mlit.go.jp/common/001125948.pdf
また2033年ごろには空家数はさらに加速し、その数は2,150万戸で全体の3分の1が空き家になるという民間予想もあります。
空き家問題を全てというわけじゃないですが一部の問題を火災保険で解決できる可能性がありますので解説していきます。
空き家には火災保険は適用できるのか?
空き家で【火災保険は活用できます】ただし、全ての物件が活用できるというわけではありません。
一般の住宅に比べて管理が行き届いていない物件も多く保険会社もリスクになるので、保険料自体が高額になるケースや場合によっては保険自体に加入を拒否されるケースも少なくありません。
保険会社によって基準は異なりますが、共通して言えることはしっかり定期的に管理していている事が大切です。
火災保険の引継ぎ又は新規で加入できた場合は火災保険を活用し、空き家の問題解決ができるかもしれません。
まずは空き家はどんな問題を引き起こす可能性があるのか書いていきます。
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空き家が引き起こす問題
1.景観の悪化
建物の老朽化が進むと景観が悪くなります。またそれに伴い雑草なども生えてきて、見た目の印象が悪くなります。
また下記のように景観が悪いと当然ですが売却もしずらくなりますので注意が必要です。
2.周辺の建物や通行人に危害があった場合の責任
空き家を放置しておくと、当然家が傷みます。住んでいないときには特に老朽化の進みは早く、台風等でも例えば瓦が飛んでしまい、周辺の建物を気づ付けたり、通行人を傷つける可能性があります。
火災保険上他の物件を自宅の瓦が他の建物を傷つけた場合は被害を受けた方の保険を使う事が一般的ですが、メンテナンスを全く行っていなかった場合は故意による被害とされ賠償責任になる可能性もあります。
3.犯罪の温床になる
景観が悪くなり、周辺で犯罪率が上がってしまう可能性があります。それよりもっと怖いのがその空き家自体が犯罪者でも簡単に侵入できてしまうので、拠点とされてしまうことがあります。
また犯罪者により放火される危険性もあります。
4.住宅の価値が下がる
上記全てに対して言える事ですが、住宅自体の価値が下がります。下がれば下がるほど買い手はつかず、場合によっては売却不可能になり、逆に固定資産税や解体費などマイナスしか生まなくなってしまう可能性もあります。
5.特定空き家に指定されてしまう可能性がある
政府も空き家問題の解決に向けて、2015年に「空き家対策の推進に関する特別措置法」を施行しました。
国土交通省HP:https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk3_000035.html
細かい内容は省きますが、上記の内容に当てはまるような存在が周りに悪影響を与える物件だと判断された場合は立ち入り調査、勧告、命令や強制執行などができて、管理できていない悪質な物件と判断された場合、空き家としての税金の控除が外れてしまい今まで以上に税金がかかってしまう可能性があります。
このように空き家は放置してしまうと様々なリスクがあることは理解いただけたかと思います。
では相続・親の介護施設への空き家が発生した際はどのような対処法をしているのか?
一般的な空き家が発生した際の一般的な対応を見てみましょう。
空き家は負債じゃない!?空き家の活用術
タイトルに結論を入れてしまいましたが、ここまで空き家のリスクを中心に書いてしまいましたが、そんな事はありませんしっかり対処すればそれは資産になります。
空き家に対してどんな対策があるのか見ていきましょう。
①住居として使用
これはもっともわかりやすいかもしれません。空き家になった住居に対して、譲り受けた本人が済むケースです。その際にリフォームを全面的にして済むケースや、そのまま住むケースもあるようです。
②賃貸として運用
こちらは空き家を人に賃貸として提供するという事、他人が使うためそのまま活用することは難しく、あくまで借りる人は消費者側なため、多くの場合初期費用を幾分か使いリフォーム・リノベーションした後その費用を回収してプラスにもっていくようなイメージが強いです。
またその後も管理会社等を挟んだとしてもその物件の所有オーナーの為程度は異なりますが責任は伴いますし、しっかり運営していかなければ空室になり、管理費分の費用がかさむリスクがあります。
③売却をする
こちらもイメージが付きやすいかと思います。空き家の売却です。
当たり前ですが早ければ早いほど価値は高いです。しかし地価の価値がない場所だと人気はなく、売り手がつかず競売物件にかけられると、想像よりかなり低い金額になってしまうケースもあります。
④解体する
空き家を解体し活用する方法です。
解体することにより、固定資産税を抑える事ができます。
しかし、当たり前ですが解体費がかかります。上物の物件の築年数・状態によっては皮肉な話ですが家が建っているより価値が可能性もあります。
また解体した後に2次的活用をすることもできます。
- コインパーキング運用
- 駐車所として利用
- 太陽光発電として利用
- 農園・事業用土地として利用
このように空き家は無限の可能性を秘めています!
また上記のメリットに対して火災保険がさらに相乗効果を出す可能性があります!
空き家に対しての火災保険の活用
Q『上記の①②③④の空き家の活用でどのパターンの時火災保険が活用できるのか?』
A『全て活用できる可能性があります。』
そう!全部活用できる可能性があるんです。1つずつ解説します。
まず火災保険とは?
火事だけでなく【台風・大雪・衝突】などでも活用できます。申請主義なので申請しないと金額が下りず払い損になっていませんか?
また過去に起こったものでも3年前まで遡れるのでそれを活用していきます。詳しくは下記の画像にリンクがありますので参考にしてみてください。
①住居として使用の時の火災保険活用法
火災保険を申請することでリフォーム費用が賄える可能性があります。
また保険申請で申請箇所を直すことにより、家をさらに長期的に良い状態を保つことに繋がります。
②賃貸として運用の時の活用法
こちらも上記同様リフォーム・リノベーション費用が保険で賄える可能性があります。もしかしたら初期費用なしで初月からプラスにできるかもしれません。
③売却をするの時の活用法
売却が決まっている物件だとしても火災保険は申請する権利を買っているため、活用可能です。これにより例えば家の外観の塗装等を保険の承認金額で賄う事で景観が良くなり、売れやすくなったり、売却金額が実際上がった事例も数多くあります。
④解体する時の活用法
保険は原則お見舞金として支払われるため、使う用途に制限がありません。そのため保険で出た金額を解体費用に回すという事も可能です。実際解体業者がお客様から割引を提案され、難しいためサービスとして解体のサポートをしている会社もあるようです。
- 空き家は放置すると問題が多く発生し負債になる可能性が・・・
- 空き家は活用方法によっては資産になる方法が存在する!
- 火災保険活用でで資産になる可能性がグンと上がる可能性がある
空き家活用をピックアップしましたがいかがでしょうか?
実際空き家で保険活用できた事例も数多く存在します。
使えるかどうかも含めまずは火災保険請求相談センターまでお問い合わせください
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