コーキングの劣化は火災保険ではおりないのか!?申請のプロが解説
外壁などに行われるコーキングとは外壁同士の隙間を埋めるために使われているもので、ゴムのような見た目や伸縮性があるものです。
その充填する材料をコーキング材と呼び、充填されている部分はコーキングと呼びます。
コーキングは外壁等の外回り以外にも使わていて、トイレ・キッチン・お風呂などの主に水回りにコーキングがされているので意識して見れば室内でも見つかると思います。
今回はコーキングの劣化や被害に関して火災保険が活用できるの火災保険申請のプロが解説していきます。
既にコーキングの被害でお困りの方は下記の問合せフォームからご相談ください↓↓
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コーキングは火災保険で修繕することができるのか?
コーキングはそもそも劣化しやすい部位です。
特に外回りのコーキングは、雨の影響や日差しの影響を受けるため劣化の進行が早い傾向にあります。
結論からお伝えするとコーキングは火災保険で修理することが可能です。しかし火災保険は経年劣化は支払い対象外です。そのため劣化がしやすいコーキングは火災保険では難しいという業者もいますが、弊社では実際認められた実績もあり、申請のやり方で金額は大きく変わります!!
まずはコーキングはそもそも何のためにされているのか?またコーキングの劣化を放置しているとどんな被害が出るのか解説します。
コーキングの基礎知識!コーキングの役割
コーキングはどんな役割を担っているのか?簡単に解説します
①クッションの役割
外壁や窓サッシ、浴槽や壁同士のぶつかりを防ぐ緩衝材の役割を担っています。また伸縮性のなく強度が弱い部材をコーキング処理を行う事により、気温によって膨張したときに破損するのを防ぐ効果があります。
②雨水の侵入を防ぐ
コーキングと聞くとこの防水が主な目的だと思っている方も多いかと思います。複数のボードやパネルを張り合わせて作る外壁だけではどうしても水の侵入を防ぐことができないため、あえて目地を作りそこをコーキングする事により水を防ぐこともでき、壁内部の劣化を防ぐ事にも繋がります。
③建材の固定をする効果
屋根工事の例えば頂点にあたる棟の部分は板金などで止められています。その板金は釘で打ち付けられていて、釘を打ち込んだところにシーリング材を打ち込むことにより、隙間ができずに抜けにくくしたり、板金と接着されることにより棟の強度を保つことができます。
実際に棟の被害は台風の強風で煽られることによって釘が抜けてその後板金自体が飛んでしまう事故も多いのでしっかりコーキング処理までする事をお勧めします。
以前棟板金について取り上げている記事もあるので参考にしてください。
④補修に使用する
金属屋根の穴あきや、クラックはコーキングで補修することがあります。またクラックの被害が深いものの場合VカットやUカットと言って、クラックが入っている個所をあえて、削りしっかりクラックの根本の部分からコーキング処理する事もあります。
コーキングの劣化を放置してしまうとどうなってしまうのか?
コーキングの劣化は上記でも説明しましたが外壁で使われているものは日光や雨により、通常より速い速度で劣化します。
通常コーキングの寿命は5~10年と言われています。
コーキングの被害を放置して一番問題なのはやはり防水の部分です。雨漏りは時間をかけて中に浸透していることが多く全体に水が回った後に雨染みになりその後雨漏りといった流れですが、雨漏りになった時には屋根全体に水が回ってしまっていることも多く、その時にはコーキングの被害箇所を直すだけでは止まらない事がほとんどです。
また木造物件や窓付近は木材が使われていることも多く、そこが腐食してしまうとシロアリなどのリスクも高まります。
コーキングの劣化時の補修
コーキングの補修には2種類の補修方法があります。
①増し打ち
コーキングは劣化するとやせ細ってしまう事があり、そのような被害では増し打ちというその名の通りコーキングがしている個所に新しいコーキング材を追加するといった工法です。
②打ち換え
こちらは劣化によりボロボロになってしまったり、切れてしまったときの対処法です。残っているコーキングをすべて剥がし新しいコーキング材を入れていきます。この工法は少しでも前のシーリングが残っているとそこが浮いてきしまったりするので丁寧な撤去が必要でありそこに職人の人件費がかかるため、使う材料費が同じでも上記の増し打ちに比べて金額に大きく差がでます。
コーキングは火災保険を活用する事は可能なのか?
火災保険は突発的な自然災害に活用が可能です。
しかし保険の支払い対象外としては経年劣化というものが挙げられます。
これは長い年月によりだんだん劣化していったものには使えないという意味で寿命が短いコーキングと相性が悪いと言えます。
ですので台風等でコーキングが破損してしまった際に保険が承認されやすくなるポイントは2点あります。
①増し打ちという項目は使わない
増し打ちは現状復帰の修繕ではなく、保険会社からは家の強度を上げる工事だとして、被害箇所ではなく見積もりの名目上だけで否決になってしまう事も考えられるためこの工法を避けましょう
②ひび割れ等の写真は使わない
写真ではひび割れはあくまでも劣化と扱われてしまう事があるため、全体の写真を撮るのではなく写真を厳選して保険申請を行いましょう。余計な部分が入っていたために全体の保険承認金額が下がってしまったといケースも少なくありません。
- コーキングは保険で修繕する事が可能
- しかしコーキングは寿命が短く保険とは相性が悪い部分でもある。
- 申請方法で金額が大きく変わってしまう
今回はコーキングの修繕についてでしたがいかがだったでしょうか?
コーキングは劣化と自然災害の見分けがつきにくいため、お困りであれば専門業者に依頼する事をおすすめします。また弊社ではそれ以外にも様々な保険の申請テクニックを随時更新しているので是非参考にしてみてください。
保険は申請主義の為知ってる知っていないで承認金額に大きな差がでます。
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