公開日:2022年2月13日
「枠組み足場ってなんだろう?」
「枠組み足場の設置費用を知りたい」
こういった疑問を持っている人は多いでしょう。
補修工事を行っている家屋をみると、足場が作られています。
屋根工事、外壁塗装など高所において作業する際には、新築・改修を問わず足場が必要です。
この記事を読むことで、下記のことがわかってきます。
枠組み足場とは何か
枠組み足場を使うメリットとデメリット
枠組み足場を設置する費用の相場
枠組み足場を設置する業者の選びかた
火災保険を使って枠組み足場の費用を節約する方法
上記がわかれば、業者が出してくる見積もりが適正な価格かどうかを理解できます。
枠組み足場について徹底的に検証していきます。
建物診断と火災保険の活用を推進しております。
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記事監修:矢島 弘子 |
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火災保険請求・地震保険請求アドバイス業務に従事。年間200棟の調査を13年間継続して行い、建物調査後の損害鑑定人との立ち合いや交渉も行っている。外部の敷地内の申請はもちろん室内の汚損・破損の申請や給排水設備の申請も得意とし、家財保険かけている方が知らないスーツのアドバイスなども行っている東京都清瀬市周辺でも2021年10月7日の地震被害はあり、関東圏であればどこでも無料点検はすぐにご依頼ください。損はさせません。 |
枠組み足場とは
枠組み足場とは、建設現場でビルや住宅の壁面に設置する仮設の足場です。
多くの建設現場では「枠組み足場」が使われています。
昭和27年にアメリカのビティスキャホード社から輸入されたことで、日本の工事現場で取り入れていくようになりました。
ビティとも呼ばれ、軽いのに強度が高いため、橋梁などの大きな工事現場から住宅まで幅広く使われています。
枠組み足場の特徴や、なぜ補修工事によく使われているのかを検証していきましょう。
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枠組み足場の特徴
枠組み足場の特徴として次の3つが挙げられます。
1. 強度が高いから高層ビルの建築や改修などにも使える
2. サイズの単位が「インチ」と「メートル」の2種類がある
3. 組み立てるときに騒音が小さい
サイズの違いは、もともとアメリカから輸入されたために起こっています。
また、組み立てにハンマーを使わないため騒音が小さい特徴もあります。
枠組み足場は、8種類の建材を組み立てていく足場です。
8種類とは次の通りです。
建枠
ジャッキ
筋交い(すじかい)
ジョイント
アームロック
布板
壁つなぎ
手すり
このように細かい部材が多く必要なところが枠組み足場の特徴となります。
建設現場で新築、改修などで足場を設置していますが、手すりがあり、通路があって職人さんが行ったり来たりしているのを見かけます。
そばで見ていても、安定感があり安全性が高いことがわかります。
補修工事に枠組み足場が必要な理由
枠組み足場がないと、高所作業において安全に工事ができなくなります。
細かく部材を組み立て、積み上げていく構造なので安全性が高くなり、ビルの工事には枠組み足場は必要です。
15階建てのマンションの建設や改修工事など、大きな建物には、枠組み足場が最適です。
また、部材を組み立てからクレーン車で吊り上げていきますので、
すでに建設されているビル、マンションの改修工事でも問題なく使用できます。
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枠組み足場のメリット・デメリット
枠組み足場は、8種類もの部材を組み立てて利用しますので強度が高いことが大きなメリットです。
以下では、他のメリットやデメリットもご説明します。
枠組み足場のメリット
枠組み足場のメリットは、次の点が挙げられます。
強度が高くて高層建設に適している
安全性が高い
塗料の飛散を防止できる
組み立てたものを積み上げて設置するので強度が高いです。
このため、高層ビルの建築では枠組み足場は不可欠となります。
また、多種類の部材を組み立てるため、強度が高くその分安全性が他の足場に比べて高くなります。
枠組み足場にネット状の養生シートでおおうことで、吹き付け工事などで使う塗料が飛散することを防止できます。
枠組み足場のデメリット
次は、デメリットの説明をしていきます。
1. 知識と技術力が必要になる
2. 狭い土地での作業では難しい
3. 費用が高くなりやすい
部材が多種類なので、組み立てに高度な知識と技術力が必要です。
また、高所に設置するにはクレーンが必要なので、狭い土地では設置が難しくなります。
組み立てに多くの部材が必要であり、設置には熟練の職人も必要なことから費用が高くなることもあります。
枠組み足場を設置する費用相場
枠組み足場は、部材が多くなるので足場の中でも費用が高額となります。
一般的な一戸建ての価格は下記のとおりです。
坪数 費用/坪 (養生シート/平方メートル)
25~30坪 15~18万円 (200円)
30~35坪 18~20万円
35~40坪 20~25万円
養生シートの単価は、1平方メートルあたり200円となります。
上記でご紹介している枠組み足場の費用相場は、養生シート代も込みで計上されています。
【一戸建ての枠組み足場の相場は20万円程度】
20〜40坪なら、足場費用は15〜25万円におさまるでしょう。
外壁塗装などで一戸建てに枠組み足場を設置する場合、平均は20万円程度ということになります。
30万円以上で足場設置代を見積もりしてくる業者は、高すぎて信頼度が低くなります。
相見積もりをして適正価格を引き出すようにしてください。
また、外壁塗り替えの塗装工事を行う場合は、足場だけでなく塗料の飛散防止としてネット養生シートが必要になります。
養生シートの単価は、1平方メートルあたり200円となります。
上記の枠組み足場の費用相場には、養生シート代も込みで計上されています。
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枠組み足場を設置する業者の選びかた
枠組み足場は、多種類の部材を組み立てる必要があり、知識と技術がある業者であることが必要です。
業者を選ぶ際は以下をチェックしてみてください。
1. 1つ1つの部材をよく理解しているか確認する
2. サイズにはインチとメーター法があるので間違えないようにする
3. わからないことを丁寧に教えてくれるか確認する
4. 高所作業が必要なので現場ごとに損害保険に加入しているか確認する
最後の「現場ごとに加入する保険」については、優良な業者は保険料が割高になることをわかっていても加入しています。
基本的には安全な足場を設置しますから人的な事故は心配ありません。
ただし、最近の異常気象による強風や突風の影響で足場が崩壊するおそれはあります。
保険加入業者かどうかは確認が必須です。
外壁塗装などで足場を組む場合は、塗装業者が見積もりに足場設置の代金も計上してきます。
一戸建ての建て替え、リフォーム、屋根改修でも工務店が見積もりを立てる場合が多いです。
これも見積もり段階で足場設置代が計上されています。
塗装業者や工務店にしても、優良な業者は技術力の高い足場設置業者を関連会社や外注先として抱えています。
見積もりの金額が前項で説明した費用相場よりもあまりにも高い場合は注意が必要です。
業者を選定する裏技として、優良な足場設置業者を抱えているかどうかも重要です。
とくに枠組み足場は、多種類の部材が必要となります。
多数の部材を管理できているかどうかもチェックポイントとなるでしょう。
足場の部材は不足することも多いです。
足場設置業者は、常に部材と職人確保に頭を悩ませています。
優良な外装業者なら、部材と人材の両方を確保している足場設置業者を確保しているため、安全で高品質な施工が可能となるでしょう。
次の項目では、足場設置の費用を安くする火災保険の適用について、事例を交えてご説明していきます。
火災保険を使って枠組み足場の費用を節約する方法
枠組み足場の設置費用を安くするためには火災保険を適用する方法があります。
以下では、準備と事例について、具体的に解説していきます。
火災保険で枠組み足場が工事を行うための準備
まず、加入している火災保険の証書、約款を準備しておきます。
どのような自然災害まで補償してくれるのかを確認する必要が出てくるからです。
火災保険の種類は3つあります。
1. 住宅火災保険
2. 住宅総合保険
3. オールリスクタイプ火災保険
それぞれ以下の特徴があります。
「住宅火災保険」
火災による被害のほか、爆発、破裂、落雷や雪災、風災などの自然災害も対応できます。
「住宅総合保険」
住宅火災保険の保障内容に加え、暴行、盗難、落下、衝突まで対応しています。
また、家財道具の保障などにも対応が可能です。
マンションなどの水漏れ事故もカバーしていて、住宅のあらゆる災害に役立ちます。
「オールリスクタイプ火災保険」
最近出てきた保険商品で、住宅総合保険より保障内容が手厚くなっています。
住宅総合も広範囲で保障してくれますが、補償額について上限を設定されています。
一方で、オールリスクタイプ火災保険は、実質の損害額を補償してくれるでしょう。
3つとも、どこまでが補償範囲かを約款や証券で確認して、不明な点は保険会社に確認しましょう。
原則として、保険適用されるのは自然災害によるものに限られます。
自然災害においてどこまで補償してもらえる保険商品かを確認しておくことが必要となるでしょう。
補償内容が手厚いとそれだけ支払い保険料は高くなります。
屋根、外壁などの工事は非常に高額です。
保険料が多少高くとも保障内容を見直す価値はあるでしょう。
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火災保険適用されるか否かのポイント
保険適用されるか否かのポイントは2つあります。
【ポイント1】
飛来物や台風被害によって生じた箇所からの雨漏りであればOKです。
これも破損部分のみになるので、見積もり方法によっては、適用されないこともあるので注意しましょう。
【ポイント2】
原因不明の雨漏りは対象外です。
吹き込みや施工不良が原因の雨漏りも対象外ですから注意してください。
自然災害、台風被害が原因であることが対象となります。
もし保険適用したい破損が自然災害によるものだとわかったら、被害個所を撮影しておきましょう。
また、火災保険は保険金の支払いがあっても保険料が上がることはありません。
自然災害は、人間の力では防ぐことが困難です。
災害には保険が適用され、保険料の値上がりもないため、積極的に利用しましょう。
しかし、次の場合では保険が適用できません。
1度修理した箇所がまた雨漏りしている
新築時から欠陥住宅だったために雨漏りしている
太陽光パネルを設置したことで雨漏りしている
屋根を塗装したら雨漏りした
人の手が加わったことで起こった雨漏りは火災保険が適用できません。
上記の条件だと、保険申請よりも工事をした業者に損害賠償することになるでしょうから、請求先が違ってくるとも言えます。
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火災保険を使って枠組み足場の工事費用を安くしよう
屋根修理、外壁塗装などの工事には、枠組み足場が必要です。
高所の作業があるのに、安全な枠組み足場の設置費用がない見積もりを出してくる業者は要注意とみてもいいぐらいです。
また、依頼確定後に高額な足場設置代を追加で請求してくる業者も避けてください。
足場設置の見積もり項目で、適正価格かつスピード感のある工期で設置できるようなら、かなりの優良業者とみてよいでしょう。
火災保険を適用させるための業者選定について、どのような業者を選べばいいのかを以下でおさらいしてみましょう。
【技術力の高い業者を選ぶこと】
安全な枠組み足場を組み立てるには、図面から作成しなければいけません。
許容荷重についても考慮する必要があり、知識が必要です。
また、シートで養生する枠組み足場は、風力係数、風圧力も計上する必要もありますから、かなり高度な知識と経験が必要となってくることがわかります。
【火災保険の知識も必要】
火災保険の申請は自分でもできますが、業者が代行することも可能です。
自分で申請してみたけれどダメだった箇所も、代行業者が申請したら通るケースも考えられます。
工事の実績と経験が豊富な業者なら、保険申請に対しても強力にサポートしてくれるでしょう。
枠組み足場の知識を蓄えて、火災保険を有効活用してみてください。