近年異常気象が全国各地で増えております。
2017年の7月18日関東全域で大粒のひょうが降り多くの火災保険給付金が出ました。
一部の地域では2021年にも雹の被害があり平均120万円以上の給付金を貰いましたので記事にします。
今回はひょうの災害にスポットを当て、まずどのようなものがひょうと認められるのか、またひょうによって考えられる被害箇所をお伝えできればと思います。
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そもそも雹(ひょう)とは??
空から氷が降れば雹といったわけではありません!!
降ってくる大きさによって呼び方が異なり、霰(あられ)と雹(ひょう)に分けられます。
・霰(あられ)
空から降る氷で大きさが、直径5ミリ未満のもの。
・雹(ひょう)
空から降る氷で大きさが、直径5ミリ以上のもの。
上記のように言い方が異なります。霰(あられ)であれば粒が小さいので、そこまで危なくないですし、建物等の被害は少ないです。
また霰(あられ)の被害で保険申請をしてもその災害の被害と認められる可能性は低いです。
雹(ひょう)は気づかないうちに建物に大きな被害が出ている事も十分考えられます。特にひょうは初夏に多く見られます、家を長期的に健康に保つためには、今の現状の把握、また被害があった際はひどくなる前に予防修繕が大切です。
ひょう災で考えられる被害
・ガラス窓・網戸
ひょうは地域によってはニュースなどにもなることがありますが大きいとゴルフボールほどの大きさが降ることもあります。
お問い合わせでも多く頂いているのが、ガラスの大きな傷や割れ・網戸の破損や曲がってしまったといったものです。
この場合当然保険対象であり、被害箇所が明確なので、認められることが多いです。
・太陽光パネル
屋根の上に乗っている太陽光パネルは当然大きな被害が考えられます。また以前の記事にもお書きさせていただきましたが、パネルの大きな割れや完全に発電されなくなった等であれば気付く事ができますが、殆どの場合実際登って近くで見てみなければわからない傷が多いです。発電量も急激に変わるわけではないので、発電量からの発見は困難でこれが大きな故障の原因にもなりますし、長期的に見ると大きな損をしてしまっている事も考えられます。
太陽光パネルは家の付属品として保険で認められているので、自然災害の被害があれば当然適用されます。
・屋根
ひょう災の問い合わせでガラス窓に比べると件数は少ないですが、
これがもっとも建物に大きな被害を出す要因になりうると私たちは考えております。
ひょうの被害だと最悪屋根に穴があいてしまう事もあります。
ここまでなってしまうと施主さんも自覚があるので修繕しますが、
例えば屋根の一部のみにヒビが入ってしまった場合はどうでしょうか??
おそらく被害自覚がありません、しかしその後その部分に雨が入り、
徐々に染みていて後々家の中で雨漏りになった際、ようやく被害を自覚します。
しかし雨漏りになってしまっている時点で屋根の下地は大半の場合もうダメになっていて、
全て下地から交換になるので、一部分修繕では済まない事が大半です。
保険は屋根も当然適用の範囲内ですが、被害がひどくなり、見積の金額が上がれば上がるほど全額の承認は難しくなります。
自覚症状がなくても、大きな災害が起こった際は建物の検診をおすすめしております。
なぜ火災保険で雹(ひょう)被害が使えるのか?
上記画像は損保ジャパンの火災保険の商品一部です。
火事以外でも
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2014年の大雪では3000億円以上火災保険会社は支払い実績がある
都心で大パニックとなった2014年2月7日と14日の大雪被害。
自動車事故での金額以外に、損保での支払いは主要保険会社のみの算出で3000億円以上になりました。
まとめ
火災保険活用と聞くと、知り合いの紹介で加入しているので悪いとか、
雨漏りしてないからまだ大丈夫とか申請をしない方もおりますがせっかく毎年払っている保険料で、当たり前に入っている保証です。
今一度、被害の自覚ない方も申請を検討してみては如何でしょうか。
保険の給付金が欲しいというお客様をご紹介頂き報酬をお渡しする【代理店】制度もございますのでお気軽にお問合せ下さい。
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記事監修:矢島 弘子 |
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火災保険請求・地震保険請求アドバイス業務に従事。年間200棟の調査を13年間継続して行い、建物調査後の損害鑑定人との立ち合いや交渉も行っている。 外部の敷地内の申請はもちろん室内の汚損・破損の申請や給排水設備の申請も得意とし、 家財保険かけている方が知らないスーツのアドバイスなども行っている 2021年10月7日の地震被害はあり、関東圏であればどこでも無料点検はすぐにご依頼ください。 損はさせません。 |