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【共済】の火災保険の申請は下りないのか?違いを業界プロが解説

瓦屋根茨城県 承認 1,255,210円

火災保険においての共済について徹底

共済とは

住宅を購入した際は火災・自然災害に備え【火災保険】又は【火災共済】に加入する必要があります。

【火災保険】は誰でも入れますが【火災共済】ですと例えばJA共済であれば農家・組合員のほか、地域住民の方々でないと入れない条件が付いています

火災保険と火災共済ではまず運営母体が違います。

火災保険は民間の民間の保険会社が運営しているものです。一方共済保険は非営利団体が運営している。民間の火災保険は利益を追求してといった目的です。

火災共済は利益追求を目的とするのではなく、「お互いに助け合う」という理念の下に、組合員がお金を出し合って、万一の事故に備える仕組みのでため保険料も民間に比べて安い傾向にあります。

もちろんコストは人生安いに越したことはありませんが民間との違いも違いを把握して選んだ方が良いでしょう!

私たちは火災保険申請のプロなので主に保険を使う部分にフォーカスを当てて本日は解説していきます。

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主要な共済

一部主要な共済を簡単に紹介します。

 

JA共済

全国共済農業協同組合連合会の愛称であり、農業をなされている方向けの共済ですが、上記にもお書きしましたが地域住民の方でも加入が可能のようです。

JA共済HP

 

 

全労済(こくみん共済)

勤労者の生活・福祉に関わる調査・研究を行うシンクタンク事業と相互扶助事業

加入者の多くは会社が全労済の組織に加入していて入るケースが多いようです。

全労済(国民共済HP)

 

 

都道府県民共済

県それぞれに設定されている共済であり、その県に住んでいるか、勤務地であれば加入が可能です。

火災保険に関して上記の2つより安価なのが傾向にありますがその分補償内容が薄い部分があるため注意が必要です。こちらは各都道府県ごとにHPがありますので〇〇県民共済とお調べください。

 

共済は民間に比べて下りにくいのか?

結論からお伝えすると、極端に下りにくかったり、承認の金額が低いという事はありません。

しかし、補償内容には大きく差があります。また一番の共済に関しての落とし穴の部分はこの後ご説明する火災共済という商品なので、これから共済を検討されている方。または現状火災共済に加入という方は必ず確認してください。

【最重要】火災共済と自然災害共済

注意

民間の保険は様々なプランがあることが多いですが、共済は主にパッケージになっていることが多いです。

そのためJA共済・全労済の2社に関しては大きく火災共済・自然災害共済に分かれます。

結論からお伝えすると火災共済は火事のみでしか保証がほぼないと言って良いでしょう。

家の規模にもよりますが、火災共済にはHPで見ていただければと思いますがわかりやすく重要なところをかいつまみます。下記のような補償内容になっています。

※【全労済 火災共済】検索していただければ出てくるかと思います。

 

火災などのとき  最高保証額 6000万円

風水害などのとき 最高保証額  300万円

 

この風水害が主に【台風】【大雪】などで保障される部分です。この300万円の部分で勘違いなされている方が多いです。この300万円は例えると家が水害によって全部流されてしまったときの保障が300万円であり、家の台風等によって300万円まで保障されるというものではありません。

ですので例えば瓦の一部が破損したとしても家の全体から考えるとほんの一分のため数万円程度しか金額が下りず自然災害においてはほぼ使えない保険と言ってよいでしょう。

この保険自体を否定しているわけではなくこの補償内容を勘違いして入られている方を大勢見てきました

近年異常気象で台風、大雪の被害も年々増えているため家を長期で存続していく事を考えれば自然災害共済に加入することをお勧めします。

この後は主に自然災害共済のしっかり台風等でも保障がされているものが実際民間の保険とどんな差があるの解説します。

保障においてや申請時の違い

ここでは主に自然災害共済の申請時のお話です。自然災害共済であれば【台風】【大雪】時でもしっかり保障されますが、民間保険と違う点を解説していきます。

①保証範囲の違い

民間保険は建物の敷地内に補償がかかっていますが、共済は建物のみの保障です。そのためフェンスや、家に隣接していないカーポートなどは対象外になるので注意が必要です。

フェンス 曲がり

②鑑定の際の違い

保険申請書類提出後、多くの場合立ち合いによって、現地の被害と見積もり内容が合っているか確認に来ます。

その際民間保険ですと、鑑定会社という外部の機関の鑑定人が査定をしますが、共済の場合その共済の職員が査定に入ります。もちろんその専門の職員のため全く知識がないというわけではないですが民間に比べると専門性がおちるため、鑑定に来た人によって査定に大きな差が出る事もあります・・・

③地震保険の支払い

地震保障は民間の保険会社であれば特約を付けなければ補償はされませんが、共済の自然災害共済の場合、パッケージになっているため地震も一緒に保障されています。この地震支払いに関しても違いがあります。

地震

民間の保険であれば、建物損壊率により支払いの比率が決まっています。共済の場合は風災等と同じ基準の実損払いで支払いが行われるため、クラックに対しても見積もりが必要です。

地震保険は詳しく下記の記事でも解説していますので参考にしてください

【申請テクニック】って本当にあるの?火災保険申請のコツ

 

 

共済番外編

①共済民間ダブル掛け!!

『そんな事できるのか!?』一応可能です。2倍下りるというおいしい話は当然なく例えば2000万の建物建物評価額の建物であれば1000万ずつの保障といった要領で双方が按分して補償します。一社で入るより費用は掛かります。

片方の承認が少なかったときの為のリスクヘッジになるとは言ともいえますが、共済の方の付き合いで断れず入っているといった理由も多いとのことです。

②保険申請で積み立てして満期に返ってくる金額はなくなってしまうのか?

保険申請で補償している金額と積み立ての金額は別なので、申請をしたからといって補償がなくなるわけではないので安心して被害を受けた際には保険申請しましょう。

 

 

 

今回のPOINT
  • 共済保険・民間保険のには違いがある
  • 最重要なのは火災共済の理解!!
  • 申請においても違いがある

 

今回共済の解説をしましたがいかがだってでしょうか。共済だから悪いといった事はなくしっかり仕組みを理解して加入すれば費用を抑えることは現実的に可能です。

しかし、見積もりの作り方等も工夫が必要なことは事実です。

もし共済保険で下りなかったり、これから申請を検討なされている方は是非ご相談ください。

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