泥棒対策!!盗難で壊された窓ガラスやカギは火災保険の盗難補償が活用できます!!
住居が被害に遭うものといえば、火事や自然災害のほかに泥棒(空き巣)が考えられます。この泥棒による被害については、盗難のほかにも「ガラスを割られた」「鍵を壊された」といった被害が発生してしまいます。しかし、このような被害について、火災保険を活用すると無料で工事ができることがあります。
すぐに火災保険申請方法を知りたい方はこちら:【徹底解説】火災保険申請のプロが手順をどこよりも詳しくに解説します!!
今すぐ必要な泥棒対策
泥棒というと、顔を隠して大きな荷物を持ち歩いて、というイメージかもしれませんが、実際の泥棒でそんなに目立つ格好をしている人はいません。
泥棒は、不審に思われないようにごく普通の格好をして、獲物となる住宅を探しています。その住宅の近くにいても場違いではない格好で、どれだけ自然な状態でいられるかが盗難の成功につながるからです。
例えば、スーツ姿ですと住宅街を歩いていても何ら不審な点はありません。
また、作業服を着て屋根に上ろうとしている人も、工事の業者だと思えば不思議な光景ではないでしょう。このように、周囲の状況に合わせて目立たないようにすることで、泥棒は盗みを働いてもばれないように計画しているのです。
しかも最近は、隣人との人間関係が希薄になっているということもあり、何かがあっても通報されないという意識でいます。そのため、普段は見かけないような人が突然現われた時は注意が必要です。
そういう時は、泥棒が下調べをしている可能性があるので、あいさつをしてみましょう。あいさつは隣人同士との仲のよさをアピールするのに最適な行動ですので、あいさつをされてしまうと泥棒のほとんどがその地域での盗難をあきらめるともいわれています。
一般的に、泥棒は突発的に盗みを働くということはあまりしません。
狙いを定めて、そこに住んでいる人の生活パターンを把握して、留守の時間がいつなのかをシミュレーションしています。
また、複数で犯行に及ぶ時は見張り役がいるので、あまり見かけない人が携帯電話やスマートフォンを持ってウロウロしているときは注意が必要です。
また、留守の確認はインターホンを利用することが多いので、居留守を使うと突然泥棒が侵入してくる可能性があります。
そして、注意しておきたいのが「マーキング」というものです。
これは、泥棒仲間たちにしかわからない形で、その家の特性をマーキングしていくことをいいます。「この家は高齢者夫婦しか住んでいない」「この家は女性のひとり暮らし」など、盗難がしやすそうな家をマーキングすることで、泥棒仲間同士で連絡を取り合っている可能性があります。家の近くに見たことのないマーキングを発見した時は、注意が必要です。
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狙われやすい家とは?
警察庁によると、2021年に発生した住宅への侵入件数は日本全国でおよそ4万4200件でした。
そのうちおよそ2万7600件が一戸建て、1万1500件がマンション(共同住宅)への侵入となっています。
このように、盗難被害は数多く発生しており、その被害に遭わないためにも泥棒に狙われにくい家にしておく必要があります。当たり前のことですが、泥棒が一番嫌がるのは逮捕されることです。
つまり、
「侵入するのに時間がかかりそうな家」や
「周囲が開けていて目立つ家」
というのは、盗難をするにはリスクが高い家と判断されるため、獲物の対象から外されます。逆に、以下のような家は泥棒の格好の餌食になってしまいます。
一戸建ての場合ですが、まず高い塀やボリュームのある生け垣がある家は狙われやすい住宅の筆頭です。
というのも、そのようなものは泥棒の隠れ場所になるからです。
つまり、外から見えにくい家は泥棒にとって隠れ場所が多い盗みに入りやすい家といえます。
庭の植え込みなどがあまりに背が高い場合は、注意が必要です。
そして、数日間家を空ける場合は、留守ではないことがわかるようにしておかなければなりません。
新聞や郵便物が溜まっていると、泥棒は「長いこと留守をしているな」と感づくものです。
さらに、夜遅くまで帰宅しないときは、あらかじめ照明をつけてから外出するか、タイマーで照明がつくようにしておきましょう。
昼間から夜中まで一度も電気がつかなかったとしたら、その家はずっと留守にしていることがわかってしまいます。そうなると泥棒の出番となりますので、注意が必要です。
そのほかに気をつけたいのは、2階以上のベランダの見通しです。
このべランダの見通しが悪いと、ベランダに登られた後にしゃがまれると、泥棒の姿はまったく見えなくなってしまいます。プライバシーの問題もあり、ベランダの囲いを強固にしている家は多いのですが、防犯の観点でいうと泥棒の隠れ場所として機能してしまうので、過度な見通しの悪さはデメリットが多くなってしまいます。
泥棒が嫌うのは【光】と【音】
そして、泥棒が嫌うものとして「光」と「音」が挙げられます。
家の裏側や隣家との隙間、隣家との間など死角になる場所には、監視カメラやセンサーライトなどを設置して防犯対策をした方が良いでしょう。また効果的なのが、「防犯砂利」です。この砂利を踏むと大きな音がするので、泥棒も驚き侵入をやめることが期待できます。
続いてマンションの場合はどうでしょうか。泥棒の被害に遭ったことのあるマンションには、いくつかの共通点があるようです。その共通点とは、以下の通りです。
●駅近の物件である(半径500m以内)
●4階建て以下の低層マンションである
●管理人が不在、もしくは24時間体制ではない
●比較的築浅の物件である
●小規模マンションである
そして、これらのほかに重要な要素としては「1階」「2階」「最上階」が挙げられます。
まず、1階と2階は高さ的に簡単に侵入できてしまいます。
また、5階建て以上のマンションですと高層階になればなるほど価格が高くなることから、泥棒は富裕層が住んでいると考えます。そのため、最上階は狙われてしまうのです。
最上階は、非常階段から屋上に上がってロープなどでベランダに下りることができる
(「下がり蜘蛛」という侵入方法です)
ので、高層階の窓を開けておくのは危険極まりないことです。
そして、マンションの場合、近所の住人の顔を知らないことが多いので、隣人なのか不審者なのか判別できないことがあります。
先述の通り、泥棒は不審者に思われないよう普通の格好をしていることがほとんどですので、なかなか難しいところです。そこで気をつけたいのは、オートロックマンションの場合は、見知らぬ人が一緒の時は入らないことです。ひょっとしたらマンションの住人かもしれませんが、用心に越したことはありません。
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防犯意識を高く持とう
このように、泥棒が狙いやすい一戸建て・マンションにはいくつかの特徴があります。
これらの特徴に該当しないからといって安心はできません。
常に防犯意識を高く持ち、防犯対策を行うことが大切です。具体的には、短時間の外出時でも必ず施錠すること、新聞受けや植木鉢など鍵の隠し場所として想定できそうなところには鍵を隠さない、賃貸住宅の場合は入居時の鍵交換をしてもらう、ガラスに防犯フィルムを貼るなどです。
泥棒はちょっとした油断をついて侵入してきますので、防犯意識を高く持つことで、泥棒に狙われにくくなります。
泥棒に壊れた扉はタダで治せる
さきほどの警察庁のデータに夜と、1日あたりの侵入・窃盗の数は120件を超えています。
この数のうち、空き巣の被害が3分の1を占めています。また、被害の発生場所の60%近くが住宅となっているので、「住宅の空き巣被害」というのが侵入・窃盗の中でも一番大きな割合を占めていることになります。
侵入経路としては、一戸建てでもマンションでも同様で、窓もしくは表玄関が50%を占めています。
侵入手口も、鍵のかけ忘れを含む「無施錠」と「ガラス破り」がほとんどです。
空き巣であれば、住人がいない時に反抗に及ぶために泥棒と出くわす心配はなさそうですが、「居空き」「忍び込み」と呼ばれるケースが増えているそうです。
これは、家の中に人がいるにも関わらず泥棒が侵入してくることで、この場合は泥棒とばったり出くわしてしまうかもしれません。
その時は、泥棒が凶器を持っている可能性を考慮して、命を守るためにも下手に争わないほうが良いでしょう。
盗難による被害は、火災保険の加入時にオプションになっている場合があるので、今一度火災保険の保険証書を確認してみてください。
もし、補償内容に盗難被害が含まれていない場合、盗難被害に遭った時に火災保険を申請したとしても保険金はおりません。
火災保険で補償される被害は、盗難品のほか侵入の際に壊された鍵や窓ガラスなども含まれます。
また、現金が盗難に遭った場合は1回の事故による限度額が決められているものが多くなっています。
盗難被害における火災保険の認定基準
火災保険に盗難被害に関する補償をオプションで付けていれば、泥棒に保険の対象である「建物」や「家財」が盗まれたり、壊されたり、汚されたりした時には補償の対象となりますので、保険の申請をすれば保険金がおります。「火災保険なのに盗難被害も補償してくれるんですか?」と思う人も多いかもしれませんが、火災保険は「住まいの保険」といわれるほど万能な保険ですので、盗難被害についても補償対象にすることができます。
実際に盗難被害にあった場合はもちろん、盗難未遂で窓ガラスや鍵が壊された場合でも「建物」の補償の対象となります。
「家財」とは、「建物」の中にある生活動産一式のことで、現金や預金証書などの補償については上限がある場合があります。また、一定の金額を超える高額の美術品・宝飾品などは契約時に申告する必要がありますので、契約時に保険会社に確認しましょう。
また、万が一のために盗難にあったら困るものについては写真に撮っておくことをおすすめします。そして、購入先や金額などをリスト化しておくと万が一の時に役立つでしょう。もちろん、保証書はまとめて保管しておきましょう。
ちなみに、マイカーは自動車保険の補償の対象となりますので、「家財」の中には含まれません。一方、屋外に置いてあったとしても敷地内にある自転車・原付自転車(総排気量125cc以下)の車両が盗難された場合は補償対象になりますので、必ず敷地内に置くようにしましょう。
敷地外に置いてあった場合は、補償の対象外となってしまいます。
そして、店舗兼住居の場合もしくは自宅に何らかの商品を保管している場合は、商品・製品・業務用の設備などは住宅用の火災保険では補償されません。補償してもらうためには、別途業務用の火災保険に加入する必要があります。
被害にあってしまったら…
泥棒の被害に遭ってしまった時は、まず警察へ被害届を提出します。警察に連絡後、落ち着いてから保険会社へ連絡しましょう。
泥棒に部屋を荒らされてしまうと、すぐに片付けたくなるかもしれませんが、警察の現場検証を待って盗難されたものを確認します。また、盗難届を出した時に発行される「受理番号」は、火災保険の請求時に必要になりますので絶対になくさないでください。
通帳とその通帳用の印鑑やクレジットカード、携帯電話・スマートフォンなどすぐに不正利用できるものが盗まれている可能性がある時は、すぐに利用を停止する手続きを行ってください。もし、後から見つかった場合は被害届を取り下げれば大丈夫ですので、被害の拡大を防ぐためには可能性がある段階で手続きをした方がよいでしょう。
火災保険の加入時に盗難補償をつけている場合は、万が一盗難にあった時に保険金を受け取ることができます。盗難品を買い直したり、破損したガラスや鍵などの修理を行ったり、非常に助かるものです。鍵をしっかりかけるなど日々の防犯対策はもちろんですが、火災保険に盗難被害の補償をつけることで万が一の時のための安心感につながります。盗難被害の補償はオプションになっていることもあるので、契約時に注意してチェックしておきましょう。
ちなみに、火災保険の補償内容としては、火事・落雷・爆発など火による被害、盗難被害のほか、自然災害によるものも含まれます。強風や大雪、雹、洪水などの自然災害で住宅に被害が出た場合には、火災保険を活用することで工事を無料にできます。
火災保険を活用した修理に慣れているので安心して修理を依頼できます。盗難被害に遭って窓ガラスや鍵を修理することになった時は、(株)株式会社火災保険請求相談センターしてみてはいかがでしょうか?
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記事監修:矢島 弘子 |
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火災保険請求・地震保険請求アドバイス業務に従事。年間200棟の調査を13年間継続して行い、建物調査後の損害鑑定人との立ち合いや交渉も行っている。外部の敷地内の申請はもちろん室内の汚損・破損の申請や給排水設備の申請も得意とし、家財保険かけている方が知らないスーツのアドバイスなども行っている東京都清瀬市周辺でも2021年10月7日の地震被害はあり、関東圏であればどこでも無料点検はすぐにご依頼ください。損はさせません。 |